2023年5月6日土曜日

地球温暖化「CO2犯人説」の大嘘 / 丸山 茂徳, 川島 博之, 掛谷 英紀, 有馬 純

CO2犯人説が科学者とマスコミ、企業の利権になってしまっていて、完全に暴走状態です。
大気中にたった0.3%しか存在しない二酸化炭素が、温暖化にどのくらいの影響があるのか?
人類が化石燃料を燃やして排出する二酸化炭素が、自然の放出する二酸化炭素に比べてどのくらいなのか?
炭素を止めて水素にしたら、CO2の何倍もの温室ガス効果の高い水蒸気を増やすことになり、温暖化を助長することになる。
そもそも地球の平均気温が3〜5℃上がって人類が滅ぶのなら、1万年まえに人類は滅んでいる(1万年前縄文期初期の頃の地球平均気温は今より5℃前後高かった)

大嘘こいて儲けている連中は、10年後には詐欺罪で告訴されることになるんじゃないかな。


逆説の日本史: 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎 (27) / 井沢 元彦

明治時代に入ってからは、取り上げる題材の資料が豊富に残っているせいか、現代の日本の状況に直結する事柄が多過ぎるからか、中々時代が進みませんね。
しかしながら、韓国併合は現代日本でも重要な事柄であるのは間違いなく、正確に当時の状況を把握しておかなければ、大陸や半島の出鱈目な言い分に騙されることになるのです。
しっかりと学びましょう。
とはいえ、あちらさんは「事実」が問題ではなく「感情」の問題だ、という国なので、論理では解決しないんですけどね。

 

漢字とは何か 〔日本とモンゴルから見る〕 / 岡田 英弘 (著), 宮脇 淳子 (編集, その他), 樋口 康一 (その他)

日本人が漢字を学ぶときは、ひらがなカタカナで音を学び、それを使って漢字の読み方を習っていきます。簡易な表音文字を持たない歴代の大陸国家は、一体どうやって子供に漢字を教えたんだろうと不思議だったのですが、この本を読んで古代中国の教育ってひでえと思いました。
逆に言えば、唐時代に日本から官僚制度を学びに行った阿倍仲麻呂が、官僚試験に一発で合格できたのも日本語での漢字/漢文教育が非常に有利に働いていたからだと、ようやく納得できました。

現代でも中華人民共和国全体で共通した発音の言葉を持たない(所謂北京語とか広東語とかでも、方言が多くて漢字の読み音は地方でバラバラな)ので、漢文を正確に理解している中国人はいないとか。
だから論理的な思考も困難なんでしょうね。
日本語や西洋語を学んで、初めて漢文が理解できるようになるらしい。

漢文は所謂中国語ではない、ということを肝に銘じましょう。


【くるまのおと】どんがら トヨタエンジニアの反骨 / 清武 英利 著

週刊現代に連載されていたノンフィクションを、大幅な加筆修正をして単行本としたものです。
トヨタの86、スープラを開発した多田氏の、開発物語です。

クルマの開発技術者に取っては、スポーツカーの開発というのは夢ではあるけど、なかなか日本メーカーではそのような機会はありません。
あったとしても、周りからの雑音が凄いし、コストも厳しい。
理想を求めても、全くと言っていいくらいに、それを叶えることができない。
妥協に注ぐ妥協の産物に成らざるを得ません。

そんな中で、今やスポーツカーとしては、非常な人気の86が如何にして生み出されたか。
トヨタが嫌いな人でも、クルマ好きなら一読の価値はあります。


天下一の軽口男 / 木下 昌輝

 

 

私は単行本の方を古本屋さんで見つけて購入しましたが、今は文庫も出てますね。
上方落語の始祖と呼ばれる人の一生を描いた作品です。
江戸時代の小説というと、武士を主人公にしたものが殆どのような気がしますが、庶民文化が爆発的に華開いた時代ですので、こういう庶民が主人公の小説がもっとあってもいいんじゃないかと思うのですけどね。ただ、庶民層の人生記録は、殆ど残ってないから、小説にするにも題材がないんでしょうねぇ。

 

第六天魔王信長 消されたキリシタン王国 / 加治将一

織田信長とキリスト教(正確にはイエズス会)とが深く結びついていたのは確かですが、どこまで深かったのかを著者流に調査し推理し述べたものです。

私個人的には、織田信長はイエズス会を利用こそすれ、日本をキリスト教国にしようとは思っておらず、イエスキリストのような存在になるためにはどうすればいいかを学ぼうとしていたのではないかと思うんですが、加治氏の見立ては如何に。


2023年5月5日金曜日

SEVEN / WINGER

7枚目なので「SEVEN」。
帯に「アメリカン・ハード・ロックの雄」とあるけど、元々はオランダのバンドなんだが。
まあずっと拠点をアメリカにおいて活動しているのは間違いないですけどね。
にしても前作から9年振りとは、そんなに経っていたっけ?という感じです。
主要メンバーが、他の活動で忙しいから、Wingerの活動がなかなか進まないようで。


CRIMSON & JET BLACK / ANTHEM

 

紅と漆黒。世界に向けての第二弾。歌詞は全て英語。英語を乗せる歌メロに徹底的に拘ったそうで、インタビューでその辺りを熱く語られています。

しかし…キーとテンポが殆どの曲で同じなもんで、同じように聴こえてしまうのが、気になってしまいました。まあそんなことどうでもいいような名盤であることは間違いないですけどね。

 

72 SEASONS / METALLICA

バンド創設40周年に12枚目のアルバムをリリース。
グラミー賞を取ったりしてて、頂点を極めてしまうと、アルバムも下手なものを造れなくなるから、どうしてもリリース間隔は空いてしまうことになるんでしょうねぇ。


WITH ORCHESTRA LIVE AT WEMBLEY / The Who

オリジナルメンバーもピート様とロジャー様の二人だけになってしまいましたが、まだ頑張っていらっしゃいます。
日本じゃほとんど忘れられた存在になってしまっていますが、イギリスとアメリカでは大会場を常に満席にする人気を今でも誇ってます。
こういう音楽は日本では理解されないのかなぁ。

まあ私も高校生の時の同級生に、The Whoの大大大(以下100回くらい繰り返す)のファンがいて、彼にThe Whoの魅力を教えて貰わなかったら、興味を持っていなかったでしょうけどね。

 

ANCESTRAL RECALL / MAJUSTICE

KELLY Simonz氏と、子供の頃から氏を敬愛するジエン・タカハシ氏によるプロジェクトです。
まあ信じられないような豪華なメンバーで制作されたアルバムです。
楽曲もいい曲がずらっと揃っているのですが、最後のNow Your Turnが名曲過ぎて、そこで印象が全部持って行かれている気が個人的にはしてて、Now Your Turnは入れない方が良かったじゃないかって(爆
でもマイク・ヴェセーラ氏の歌うNow Your Turnは、強烈ですわ。

machine and bone / THE BANISHMENT

ジャケットに「骨機械」ってあるのですが、何やねん?と思っていたら、ジョージ・リンチ様の新しいプロジェクトだとか。
ジョージ様は一体いくつのプロジェクトを並行でやってるんだ?ジョージ様も70代半ばだと思うのですが、精力的に活動を続けておられます。
インダストリアル・メタルというジャンルは、私はよく知らないのですが、打ち込みを多用したコンピュータがないと造れないやつのことですかね?

 

RADIANCE / THE DEAD DAISIES

ダグ・アイドリッチ率いるバンドに、神の声グレン・ヒューズ様が参加してからの第二弾です。
バンドとしては6枚目だそうですが。

まあグレン様のヴォーカルとベースの若々しいこと。70半ばにして、これだけの声とプレイができるというのが信じられないです。
曲もいい曲をずらりと揃えているし。

 

1985 /TALAS

TALASを知ったのは、ビリー・シーン氏がデイヴィッド・ロス・バンド〜ミスター・ビッグで有名になり出した頃に、TALASのスタジオアルバムとライブアルバムをカップリングしたアルバムをたまたま見つけて購入したのがきっかけです。
小気味のいいRock'n' Rollにブリブリのベースサウンドが響きまくるのが、凄く好みに合っていて、好きになりました。

TALASの時にはこういうカッコいいRock'n' Roll曲を書いているのに、他のバンドやプロジェクトではそういうのがないのが不思議ですが。
ヴォーカルのフィル・ナロ氏が、本作のレコーディング終了後に、不幸にもお亡くなりになったそうで、遺作となってしまいました。 R.I.P.

DYSTOPIA Part2 / ROYAL HUNT

dystopia の時に「「パート2」以降もあるってことでしょうね。」と書いていたのですが、part2の登場です。
でもって、これで完結らしいです。
コンセプトアルバムなので、前作から内容的には引き続きな感じで、今回も豪華ゲストヴォーカリストが揃っています。