2016年9月13日火曜日

本当は怖い韓国の歴史 / 豊田有恒



豊田氏の著書を読むのは何十年か振りだと思いますが、期待した程怖くはなかったです。
まあ韓国というか朝鮮の歴史が、宮廷内の権力闘争に明け暮れて、民衆のことなど全く顧みなかった、というのは、これまで読んだ書籍で散々出て来たことなので、目新しいことは特になかったのですが、そういう朝鮮半島の歴史を知らない普通の人に取っては、驚くべき事の連続になるんでしょうけど。

2016年9月11日日曜日

【くるまのおと】排気バルブと吸気バルブの関係



復刊MotorFan 3号、無事に発刊されています。
発売日を見落としていて、今頃気が付いて慌てて買いました。

復刊されてからの目玉記事として、昔のロードテストを再掲載して、現代の技術者がその内容を見直すというのがあります。
そこで排気バルブが吸気バルブに対して、径が小さくてよい理由について触れられています。
中学生の時に、当時大学生で機械に詳しい従兄弟に、径の違うのは排気の方が温度が高いから流速が速くなり径が小さくても十分流れていく、というような説明を聞いたことがあるのですが、「面積比を音速比に合わせて設計するのがトレンド」とのことで、従兄弟の説明が正しいことを教えてくれています。
吸気と排気では、温度が高くなる分、排気の方が圧力が高くなるんですが、それも考慮して音速を計測するのでしょうかね?
本書の説明では温度だけで決めているようなことが書かれているんですが…。

それはさておき、S20がコベントリー・クライマックスの名器FPFをコピーしたのではないか、という話も興味深いです。
プリンス自動車のエンジンは、昔々の解説で「BENZとBMWのエンジンのいいとこ取り」というのを読んだことがあります。
プリンス自動車のエンジン技術者の人達は、元中島飛行機の技術者なので、独逸の航空機エンジンメーカーであるBENZやBMWの影響を受けているというのは(中島飛行機ではないけど、日本の別の航空機メーカーがBENZのエンジン設計でライセンス生産していたので)自然なことで、何となく納得していたのですが、クルマ用のレーシングエンジンとなると、また別だったということなのでしょうか。
S20というのは、日本自動車の歴史の中でも燦然と輝く名器中の名器の名を戴く存在なのですが、それがコピーだったとなると…まあ4気筒と6気筒、2バルブと4バルブと、エンジンのスペックが違うから、単純なコピーってわけではないのですけどね。

カーデザイナーの視点のページに、オリジナルMINI、Beatleの断面図が掲載されているんですが、今見てもどちらも見事で合理的な設計だなと、改めて感心させられます。
Beatleを設計させて、それをベースに装甲車や軽戦車を作らせたヒトラーというのは、凄いなとも思ってしまうんですが。