今週はBetaについてです。Betaはイタリアの工具メーカーです。以前はウィリアムズ、ベネトン、ブラハム、マクラーレン、フェラーリなどのF1チームは、ほとんどがBetaを使用していました。今は別の工具を使っているところも多いですけどね。
なぜF1チームがBetaを使っていたかというと、Betaがモータースポーツで使われることを主眼に製品開発をしてきたこと原因でしょう。
またBetaの特長として、レンチが薄口で作られ、その繊細さが指先の延長のような感覚をもたらすことが上げられます。薄さは一番といっていいくらいですが、強度や耐久性は抜群です。この薄さは、作業内容に合わせて、レンチ自体を曲げて加工できることにも繋がり、作業性が確保できることもメリットになっているようです。
レンチはSnap onとは異なり、梨地仕上げされています。これは滑らないようにということで、ヨーロッパの工具は梨地仕上げされていることが、多いです。この辺りは、アメリカとヨーロッパで、考え方が違い、どちらがいいかは一概に言えないと思います。
Betaのラチェットは72歯という細かいギアピッチとスリムなヘッドで、最低5度のエリアがあれば作業ができるという特長もあります。
Betaの見た目は、オレンジ色で派手ですが、それがいかにもイタリア製工具らしいですね。
2001年1月27日土曜日
2001年1月21日日曜日
【BMW雑記帳】Snap on
というわけで、今週からしばらく工具のお話をさせて戴きます。
車用の工具と言えば、何はなくともSnap onですね。
そしてSnap onと言えば、ソケットレンチです。何故かと言えば、ソケットを交換して色々なサイズのボルトに対応する”ソケットレンチ”を発明したのがSnap onだからです。
更に今ではあたり前になって来ている、六角ボルトの角ではなく、面に力を掛けるソケット(Snap onではフランク・ドライブと称します)もSnap onの発明です。
この2つの発明は、工具としてはまさに画期的な発明で、特に前者は工具というものを根底から変えてしまいました。またフランク・ドライブは、ボルトを舐めないばかりか、舐めて角がなくなったボルトでも楽々と緩めたり締めたりできるという、作業者に取っては夢のような発明です。
更にSnap onは工具販売方法においても、画期的な発明をします。バン・セールスというもので、1BOXバンに工具を満載し、各車の修理工場を回り、修理工が工場にいながら直接手に取って感触を確かめられるという販売方法です。これも今や工具界では当り前の販売方法で、日本でもSnap onを始めとする、各工具メーカーのバンが走っています。
更にSnap onが信頼される一番の理由で、まだ他のどこも採用していないシステムとして、永久保証があります。Snap onの工具を一度買うと、それが壊れたら無償で新しいものに交換してくれるのです。これだけは、他のどこも採用していない保証です。
まあ工具なんてそんなに滅多に壊れる物じゃないと思うんですが、やはり現場の人にすれば安心感があるでしょうね。
ちなみに私は一度Snap onの工具が壊れれるのを見たことがあります。新車で買った某国産車のオイル交換をして貰ったときに、オイルフィルターが滅茶苦茶固く装着されており、Snap onのフィルターレンチが壊れてしまたんです。まあ普通だったら、工具を壊してまではなかなかやってくれないですが、「これ新品に交換して貰えるから」と涼しい顔で、作業されていました。
またSnap onは、工具の表面がピカピカにメッキされています。これはオイルが付着しても、布でふき取ればすぐ綺麗になり、工具にオイルが残らないようにするためだそうです。
値段は高いですが、信頼と使いやすさで、世界中のエンジニアが使っています。
車用の工具と言えば、何はなくともSnap onですね。
そしてSnap onと言えば、ソケットレンチです。何故かと言えば、ソケットを交換して色々なサイズのボルトに対応する”ソケットレンチ”を発明したのがSnap onだからです。
更に今ではあたり前になって来ている、六角ボルトの角ではなく、面に力を掛けるソケット(Snap onではフランク・ドライブと称します)もSnap onの発明です。
この2つの発明は、工具としてはまさに画期的な発明で、特に前者は工具というものを根底から変えてしまいました。またフランク・ドライブは、ボルトを舐めないばかりか、舐めて角がなくなったボルトでも楽々と緩めたり締めたりできるという、作業者に取っては夢のような発明です。
更にSnap onは工具販売方法においても、画期的な発明をします。バン・セールスというもので、1BOXバンに工具を満載し、各車の修理工場を回り、修理工が工場にいながら直接手に取って感触を確かめられるという販売方法です。これも今や工具界では当り前の販売方法で、日本でもSnap onを始めとする、各工具メーカーのバンが走っています。
更にSnap onが信頼される一番の理由で、まだ他のどこも採用していないシステムとして、永久保証があります。Snap onの工具を一度買うと、それが壊れたら無償で新しいものに交換してくれるのです。これだけは、他のどこも採用していない保証です。
まあ工具なんてそんなに滅多に壊れる物じゃないと思うんですが、やはり現場の人にすれば安心感があるでしょうね。
ちなみに私は一度Snap onの工具が壊れれるのを見たことがあります。新車で買った某国産車のオイル交換をして貰ったときに、オイルフィルターが滅茶苦茶固く装着されており、Snap onのフィルターレンチが壊れてしまたんです。まあ普通だったら、工具を壊してまではなかなかやってくれないですが、「これ新品に交換して貰えるから」と涼しい顔で、作業されていました。
またSnap onは、工具の表面がピカピカにメッキされています。これはオイルが付着しても、布でふき取ればすぐ綺麗になり、工具にオイルが残らないようにするためだそうです。
値段は高いですが、信頼と使いやすさで、世界中のエンジニアが使っています。
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