2014年1月3日金曜日

妖星伝 魔道の巻 / 半村良



妖星伝を知った時には既に文庫本で6巻まで刊行されていて、なけなしのお小遣いで一気に買って貪るように読んだものです。
6巻の人道の巻で完結と思い込んでいたところ、1993年に完結編である魔道の巻が発刊されました。
その時は文庫版が出たら買おうと思ってスルーして、その後文庫版が発刊されたのに(1995年3月発刊なので、仕事が忙しいの域を通り越して死にかけていた時でしたから)気が付いてなくて、気が付いたときには廃刊されて別の出版社に版権が移行して最後の4巻分を1巻にまとめられたのしかなくて、そんなのを買わされるのも嫌でそのままになっていたんです。

でもって古本屋さんなどもちょくちょく探してはいたのですが、結局Amazonのマーケットプレイスにてようやく入手できました。
Amazonのレビューで「6巻で終わりにした方がよかった」という意見が出てますが、読み終えて確かにその方がよかったかなぁとも思います。
しかしながら、作者としては一番書きたかったのが7巻の魔道の巻なんじゃないかとも思うんですよね。
生命の意義ってなんなのか?というのは永遠に尽きないテーマではありますが、テーマが壮大過ぎて、結局半村氏を以てしても書ききれなかったという感じ。

2014年1月2日木曜日

REVOLUTION / Crying Machine



このバンドもKelly Simonzとの繋がりで、昨年は2回ライブ撮影をさせて戴く機会がありました。
まだCrying Machine(公式HP)には掲載されていませんが、近日中に掲載されるかと思います。
でもこのバンドのライブステージのアクションが半端なくてねぇ。メンバーさん約3名程、AFが追いつかないは、1/100sでも顔がぶれまくってるはで、これまででもまともに捉えるのが最も難しいといえるくらいに、ライブが凄いです。
なので、果たしてバンドとして満足のいくものがちゃんと撮れているかどうか、あまり自信がない (-_-;;;

それはさておき、本作は昨年11月に発売されたアルバムですが、CDショップで山積みになっているのを買おうかどうしようか悩んだ挙げ句、せっかくならメンバー全員のサイン入りでと思い、年末のライブ会場で購入しました。
前作のTHE TIME HAS COMEもライブ会場で購入してサインを戴いてますが、どちらも素晴らしいアルバムです。
ゴリゴリのHR/HMというわけではなく、HR/HMなんだけどJ-POPな雰囲気もあって、一般的な人にも好まれそうな感じの楽曲かと思います。

でもこのバンドはCDで楽しむバンドではなくて、絶対にライブで楽しむバンドですね。
CDで曲を覚えてライブに是非いらしてください。

Lost Innocence / Fury Of Fear

昨年はいつもライブ撮影をさせて戴いているKelly Simonz氏の教え子のバンドFury Of Fearのライブ撮影も2回させて戴く機会がありました。
その撮影での画像がFury Of Fear(公式HP)にて公開されていますので、ご笑覧下さい。
YouTubeでのライブ映像も公開されていますので、そちらも是非ご覧ください。

ジャンル的には典型的な様式美メタルになりますが、歌詞が日本語メインで歌メロもそれに合わせたちょっと歌謡曲っぽいで、キャッチーで聞きやすい歌メロが特徴のバンドです。
かといって曲自体は歌謡曲っぽさはほとんどなく、正統派HR/HMの楽曲になっています。
印象的なメロディーの曲が多くて、私は彼等のCDを購入してから、その歌メロが頭をグルグルと駆け巡ってくれてて、ちょっと困ってますが(爆)
HR/HM、特にRainbow以来の正統的な様式美HMが好きな方は是非注目して欲しいです。

まだ彼等の音源はCD-Rでライブにて販売されているだけですが、プロフにあるメールアドレスなりFB、Twitterアカウントなりに問い合わせて戴ければ、購入可能です。

2013年12月31日火曜日

嘘だらけの日韓近現代史 / 倉山満



嘘だらけの日米近現代史 (扶桑社新書)嘘だらけの日中近現代史 (扶桑社新書)に続いての「嘘だらけ」シリーズ第三段です。
しかし前2作と違って、嘘以前に論理が全く成立していないファンタジーが相手なので、作者もかなり苦慮されております。
まあ日本の支配下になる以前に建設された独立門が、日帝支配からの独立を記念して建てられたと本気で信じ込む人達が相手ですからね。
日本人は論理的に納得できても感情的に許せないという人が多いですが、朝鮮半島の方達は論理を理解せず感情だけで生きているみたいだから。
とある雑誌に書かれていたのですが、「日本統治時代はよかった」と居酒屋さんで呟いた老人が、傍でそれを聞いた30代男性に殴り殺されるという事件が、最近韓国で起こっていたそうなのです(日本ではそれについての新聞・TV報道は一切なし)。
そんなに日帝支配が憎いなら、朝鮮国王の血統の人を探し出してきて韓国皇帝にして大韓帝国と両班(文班と武班の貴族制度)を復活させればいいのにね。

2013年12月29日日曜日

Overturn The Doom / BRIDEAR



2013年12月28日(土)に大阪西九条のライブハウスBrand Newにて開催されたHR/HMの祭典METALLIC DERAMS XIIに行って参りました。
そこに参戦していた博多の可愛いおねーさん達のバンドBRIDEARの余りに凶悪で図太いサウンドに脳をやられ、思わず買ってしまいました(爆)
演奏が始まる前の幕が閉じられた状態で聞こえてくるサウンドチェックの段階で、一緒に観ていた某HR/HMギタリストが「うわ、音太い!」と感嘆の声を上げるくらいにHeavyなギターリフとベースサウンドが聞こえて来て、これは期待できそうだなと待っていて、幕が開くと可愛い女の子が一人ずつ登場してきて「ええ!あのサウンドでガールズバンド!?」と驚きましたが、演奏が始まるとやはり空恐ろしくも凶悪なギターとベース、ドラムのサウンドが脳天を貫いてくれました。
CDの帯にちっちゃくしかメンバー写真がなくて、残念なのですが、ガールズバンドというのを抜きにしてもお薦めできるバンドです。

Life Of Passion / Zihard



先日2ndアルバムについてレビューを書いた韓国のHeavy Metal Band - Zihardの1stアルバムです。
日本では新譜が入手できないので韓国の知り合いに頼んだのですが、韓国でも既に廃盤で中古を買ってきてくれました。
2ndとはギターでリーダーのYoung Soo Park氏以外は異なっています。
けどクオリティ的にも音楽的にも2ndと同様でハイレベルなHR/HMを聴かせてくれます。

なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか / 島田裕巳



日本の神社で数が多い、八幡/天神/稲荷/伊勢/出雲/春日/熊野/祇園/諏訪/白山/住吉の11神社について、その祭神や広まっていった歴史などを解説しています。
日本人のほとんどが初詣に行きますが、自分がお参りする神社がどういう神様を祭っているのかは、普段余り意識することはないと思います。
改めて身近な神社の祭神について読んでいくと、やはり知らなかったことが多いことに気付かされますね。
ただ日本では神仏習合の時期が非常に長く、仏教やヒンズー教の影響を受けて、色々な神様が習合されて一つの神に変わっていったり、逆に勧請された神様が勧請元とは別の神様に分離したりしていて、元々の由来を調べるのが非常に困難になってしまっているようです。
日本人のルーツを確認する上でも、一度日頃自分がお参りしている神社について見直してみてはいかがでしょう。