2006年4月20日木曜日

小指の先の天使

小指の先の天使

神林長平氏の、仮想現実をテーマにした短編集です。
読後に後書きを読んで驚いたのですが、一番最初に書かれた短編から最後のまでの執筆年度が20年に渡っているということです。読んでいてそんな感じは全くせず、今でも古びた感じを受けない作風は、流石というか凄いというか、ただただ恐れ入るばかりです。


2006年4月19日水曜日

RiDATA 8GB PRO2 80x / Transcend 120x 4GB with D2H

というわけで、D2Hでの書き込み速度を測ってみました。
無圧縮RAWモードで、CHモード、マニュアル1/125sで16枚連射開始から、CFカード書き込みランプが消灯するまでの時間を測定しました。
Sandisk Extreme-III 4GBが19-20秒、Transcend 120x 4GBとHagiwara Z-Pro(2GBが2枚と1GBが1枚)が21秒前後、RiDATA Pro2 80x 8GBが26秒でした。
D2Hではデータが軽いせいか、Extreme-IIIの133倍速の恩恵は少ないようです。
HAGIWARA Z-Proが意外な検討で、120倍速のTranscendと互角です。Z-Proは2GBまでしかありませんが、同じ容量ならTranscend 120xよりも若干安いので、国内メーカーということで安心感もありますから、お勧めでしょうね。
RiDATA 80倍速は、やはり遅かったです。値段を考えれば仕方がないですけど。容量当たりの価格は、EX-IIIの半分以下、Transcendの7割ですからね。S3Proでは、EX-IIIと差がほとんどないので、S3Proで使う分にはよいでしょうけどね。
そういう点でいけば、Transcend 120倍速もお買い得ですね。Z-Proが2GBまでしかないことを考えると、4GB以上では価格と性能のバランスが一番よいのではないかと思われます。


ダイヤモンド・エイジ(上・下)


ダイヤモンド・エイジ〈下〉

え〜、はっきりいって、私は作者が一体何をこの小説で語りたかったのか、最初から最後まで判りませんでした。エンディングまで行けば判るかなと思って、なんとか最後まで目を通したのですが、あまりの結末にがっくり。
でも世間での評価は高いようです。本屋さんでも表紙を見せて山積みで置かれてますので。


2006年4月18日火曜日

RiDATA 8GB PRO2 80x / Transcend 120x 4GB

日本ではあまりRiDATAのコンパクトFLashカードは販売されていないようですが、アメリカでは結構有名なようです。
DVD-Rは日本でも結構売られていますけどね。RiDATAの日本オフィシャルサイトでも、旧タイプの52倍速しか掲載されていません。が、昨年夏にSandisk Extreme-III 4GBを購入したアメリカの通販サイトでは、80倍速の8GBが驚くような値段で販売されています。何しろ夏にEX-IIIを買った値段で2枚買ってもおつりが来る値段なんで。(とはいえ、EX-IIIも現在では半年前の半額以下になってますが、その安くなったEX-III 4GBよりもまだRiDATA 8GBの方が安い)
またTranscendの最新120倍速も安く、日本の販売価格の8掛けくらいです。
が、この公称速度というのはあまり当てにならないし、書き込んだはずのデータがエラーで読み出せないとか、データが全部飛ぶとか、デジカメとの相性で読み書きが正常に行えないとかありますよね?心配でしたが、とにかく実際に使ってみるしかないと試しに買ってみました。

PCにカードリーダ接続して、HDBENCHで読み書き速度を測ったら、RiDATAはなんとEX-IIIの半分しか性能が出ません。Transcedは、EX-IIIの7割くらいでHAGIWARA Z-Proと同等。ちょっとがっくり来ましたが、S3Proでの書き込み速度はどうかなと試してみると、S3Pro自体の書き込みの遅さに助けられて、EX-III, RiDATA, Transcend共に、8枚連射してバッファ一杯になってから空きができるまで7-8秒、8枚全部書き込み終了するまで85秒前後で、1枚当たり10-11秒程度で変わりません。
なので、RiDATAはしばらくS3Pro用に使ってみて、信頼性を確かめて見ることにします。

また後日D2Hでの書き込み速度を測定してみます。


2006年4月17日月曜日

モノマガジン

何十年振りかにモノマガを買いました。
今月号がヘッドフォン特集だったもので。
その中で面白そうだったのが、ヘッドフォンアンプ。
これなぞ、携帯可能でMP3プレイヤと合わせて使えるらしいです。




2006年4月16日日曜日

【BMW雑記帳】拡大路線は失敗の元か?

ダイムラー・クライスラーが赤字転落したそうです。このため大幅なリストラを計画中とか。
元々高級車しかなかったラインアップに、190E(そしてその後のCクラス)を追加し、更にはスマートやAクラスと拡大路線を目指し、クライスラーと合併してプラットフォームの共通化による量産効果を狙ったものの、裏目に出てしまっているようですね。
世界の車メーカーで、利益がちゃんと出せているのはトヨタとBMWくらいなのですが、トヨタのフルラインアップ戦略が成功しているから、他のメーカーもそれを目指しているのでしょうけど、残念ながら合併による規模拡大で成功しているメーカーは今のところなさそうです。
BMWも今は好調ですけど、ラインアップの拡張を狙ってRoverを傘下にした時は、BMWの利益をRoverが食いまくって、とうとう手放すことになりましたしね。プラットフォームの共通化も、FRのみのBMWとFFのみのRoverでは、ほとんど共通化できるところがありませんしね。MINIのブランドが残せただけでもよしとするべきなのかも知れませんけど。

さて、その好調も好調なトヨタは、いつの間にやらヤマハ発動機の株式20%を取得していたそうですし、更に富士重工も傘下に収めることになりました。
ヤマハは元々DOHCエンジンの開発製造を受託していた関係で、現在は開発設計のみをトヨタから請け負っているようです。トヨタの高性能エンジンからヤマハのマークがなくなった時には「トヨタはヤマハから技術を学んで、自社で開発できるようになった」ということでしたが、実際にはまだまだヤマハに開発を委託していたということですね。トヨタのF1エンジンが初年度からそれなりに性能が出ていたのは、背後にヤマハがいたと考えればさもありなんという気がします。
しかし、富士重工についてはどうするのでしょうね。トヨタと富士重工では、車の性格があまりにも違い過ぎて、何かを共通化してというわけには行かないでしょうし。富士重工独自の水平対向エンジンと4WDを止めてしまったら、富士重工の存在意義はなくなりますし、トヨタが富士重工の4WD技術を導入するのも無理があるでしょうし。