SOFTBANKの電波の入りが悪いとの悪評で、KDDI(au)のIS03とDOCOMOのSH-03Bが人気を博しているみたいですね。iPhoneは欲しいけど、SOFTBANKは電波が入らないから嫌だ、という人が買われているみたいで。
デジタルフォン時代からずっと使っている私的には、昔に比べたらずいぶんとマシになったと思っているし、特別悪いと思うことはないのですけどね。まあ一緒にいる友達のau携帯は電波入っているけど、自分のSOFTBANK携帯は入らないということはたまにありますが、逆にau端末やDOCOMO端末は電波入らないのに自分のSOFTBANK端末は入っているということもたまにあります。
都内の人の評判が特に悪いみたいなのですが、私が東京へ行くときなどで、電波の入りが悪いことや通信速度が遅いという場面にも遭遇しないので、不思議に思っています。私が東京へ行くときは土日祝なので、平日だと駄目なのでしょうか?
Webブラウズしていて、たまにレスポンスが悪いときがありますけど、他のサイトだとOKだったり、一度停止掛けてリロードすると繋がることが多いので、通信回線の問題ではなくて、WebServer側の問題です。PCでWebブラウズしていても同じようなことがよく起きますしね。
まさかと思いますが、iModeブラウザしか使ったことない人が、iPhoneのSafari使って、遅いって思ってるとか???
2010年12月31日金曜日
続々・生姜菓子はiPhoneを駆逐することができるのか?
iPodとか携帯MP3 Playerのユーザーは、世界中に何億人かいるはずで、その人達はパソコンに接続してデータをiPodやMP3 Playerに入れるので、その作法に慣れている人達は、iPhoneの様にアプリデータをパソコンから入れる方が馴染めると思います。
Androidのように、クラウドからアプリを直接ダウンロードしてくるやり方は、iPhoneのAppStoreが世に出た4年程前には、まだまだクラウドの信頼性が全くなくDRM管理ができない時代だったので、iPodのやり方をそのまま継続したことは全く正しいやり方です。
先にも書いたけど、Android Marketは有料アプリの正当な購入者かどうかのチェックは、ほんの数ヶ月前から可能になったばかりですし、しかもアプリ自身でそのチェック用のライブラリを使って、チェックしなければなりません。つまりは、クラウドでDRM管理をするというのは、まだ始まったばかりで、どれほど信頼できるものかは未知数です。そもそもクラウドに保存された個人情報や個人のデータが外部に漏れない、という保証は誰にもできませんしね。(私個人的には信じられないのだけど、GMailを企業の社内メールとして採用している会社があるのですよね。企業内の極秘事項が書かれたメールデータが、外部に流出しない保証ってどうやって取っているのでしょうか?)
AppleはMacというパソコンも製造・販売しているわけで、iPodがMP3 Player市場で確固たる地位を築いた2005年頃から「iPodを使いたいからMacを買う」若者が増加中です。最初のパソコンとして「iPodと同じAppleのパソコンだと、iPodを便利に使えそうだから」という理由で、Macを購入しているというわけ。
となれば、今年度もMacのシェアは上昇し続けている理由に「iPhoneを使いたいから、Macを買う」という人が増えていてもおかしくはないわけ。同様に「iPadを使いたいから、Macを買う」人もいるはず。
そういう新たにMacユーザーになる人達の分析を、Appleがきちんと分析しているとすれば(間違いなくしているはずですけど)、iPhoneはMacユーザーを増やすために発売されたとも考えられます。
GoogleがAndroidを作った目的は、Google検索などを携帯ユーザーにもドンドン使って貰って、広告料を稼ぐことです。実際、Android携帯発売後の僅か1年間で、Android端末からのアクセス&広告ビューにより、稼いだ広告料で、Android開発費の元は取れてしまっているのだとか。
故に、GoogleがAndroidを途中で放り出す危険性は、少なくとも次のパラダイムシフトが起こるまでは、なくなったと言えるでしょうね。
いずれにしても、Googleが広告で稼ぐために、世界中の携帯端末メーカーと通信業者はAndroid端末の開発と販売をすることになるというわけで。それに対して、携帯端末メーカーや通信業者は、本当にVisionを持ってAndroid端末の開発をしているのでしょうかね?単にiPhone一人勝ちの状況をなんとか打開したい、というだけでAndroidに乗っかっているだけの気がするが。
Androidのように、クラウドからアプリを直接ダウンロードしてくるやり方は、iPhoneのAppStoreが世に出た4年程前には、まだまだクラウドの信頼性が全くなくDRM管理ができない時代だったので、iPodのやり方をそのまま継続したことは全く正しいやり方です。
先にも書いたけど、Android Marketは有料アプリの正当な購入者かどうかのチェックは、ほんの数ヶ月前から可能になったばかりですし、しかもアプリ自身でそのチェック用のライブラリを使って、チェックしなければなりません。つまりは、クラウドでDRM管理をするというのは、まだ始まったばかりで、どれほど信頼できるものかは未知数です。そもそもクラウドに保存された個人情報や個人のデータが外部に漏れない、という保証は誰にもできませんしね。(私個人的には信じられないのだけど、GMailを企業の社内メールとして採用している会社があるのですよね。企業内の極秘事項が書かれたメールデータが、外部に流出しない保証ってどうやって取っているのでしょうか?)
AppleはMacというパソコンも製造・販売しているわけで、iPodがMP3 Player市場で確固たる地位を築いた2005年頃から「iPodを使いたいからMacを買う」若者が増加中です。最初のパソコンとして「iPodと同じAppleのパソコンだと、iPodを便利に使えそうだから」という理由で、Macを購入しているというわけ。
となれば、今年度もMacのシェアは上昇し続けている理由に「iPhoneを使いたいから、Macを買う」という人が増えていてもおかしくはないわけ。同様に「iPadを使いたいから、Macを買う」人もいるはず。
そういう新たにMacユーザーになる人達の分析を、Appleがきちんと分析しているとすれば(間違いなくしているはずですけど)、iPhoneはMacユーザーを増やすために発売されたとも考えられます。
GoogleがAndroidを作った目的は、Google検索などを携帯ユーザーにもドンドン使って貰って、広告料を稼ぐことです。実際、Android携帯発売後の僅か1年間で、Android端末からのアクセス&広告ビューにより、稼いだ広告料で、Android開発費の元は取れてしまっているのだとか。
故に、GoogleがAndroidを途中で放り出す危険性は、少なくとも次のパラダイムシフトが起こるまでは、なくなったと言えるでしょうね。
いずれにしても、Googleが広告で稼ぐために、世界中の携帯端末メーカーと通信業者はAndroid端末の開発と販売をすることになるというわけで。それに対して、携帯端末メーカーや通信業者は、本当にVisionを持ってAndroid端末の開発をしているのでしょうかね?単にiPhone一人勝ちの状況をなんとか打開したい、というだけでAndroidに乗っかっているだけの気がするが。
2010年12月30日木曜日
続・生姜菓子はiPhoneを駆逐することができるのか?
GingerbreadからはHOMEアプリ(要するに待ち受け画面を表示して、各アプリを起動するためのアイコンを表示するもの)を入れ替えできなくなるという噂がありましたが、結局それはデマだったのかな?
端末メーカーが独自で作成したHOMEアプリが、使いにくかったり、動作が遅かったり、エラーで止まって画面真っ黒になったり、と問題が多発しているので、Googleも厭になってるのかなと思ったのですが、流石に端末メーカーからの反発が大きくて取りやめにしたのでしょうか。
さて、先ほどまともなJavaプログラムがないという話を書きましたが、実はGoogleがコーディングしているAndroidライブラリや標準アプリでも、ソースコードを見ると明らかに、今までCやC++でしかプログラムを書いててJavaは初めてな連中が書いているコードが多いです。そもそもGoogle自身が、Android Javaプログラムのコーディング規約やコーディングTipsを開発サイトに公開しているのですが、それすらもろくに守られてないコードが大半です。
はっきり言って、こんな質の低いコードでよくまともに動くなと不思議なくらい。まあ、学生時代からOpen Sourceに関わってきた連中のコードって、大体そうなんですけどね。メンテナンス性ゼロで、1箇所変更したら、あちらこちらで矛盾が出て、まともに動かなくなるようなコードを書いて、得意げになるのが多いのです。「俺のコードは他の奴には理解できないだろう」って。
アマチュアならそれでいいのだけど、プロだとそうはいかないのですが、実際にプロとして働いているプログラマーで、メンテナンス性・可読性のよいプログラムを書くことが何故大切かを理解している人は、ほんとに少ないのです。
Object指向というのが世に出て、かれこれ四半世紀になると思いますが、未だにObject指向の意味を理解している人は少ないし、Object指向という考え方が何故出て来たかを理解している人はもっと少ないです。
まあAndroid以前の、既存のケータイ向けのOSとかプログラムとかも似たようなものだから、Androidだけが特別低品質なコードってわけでもないのですけどね。
iPhoneを追い掛けるために、大急ぎで開発しているので、おかしな設計やコーディングがあちらこちらにあって、それらがMajer Version Upの時に大幅に変更されたり修正されたりしているので、Googleも自覚しているとは思います。
その点、iPhoneのiOSは、大本がNeXT Stepで20年前から開発が繰り返し行われて来たものなので、Androidのような妙な設計は少ないと感じます。
仕様については、ほとんどがiPhoneの真似をAndroidがしているのですが、逆にAndroidが始めたものをiPhone4で取り入れられたりしていて、どういうものがユーザーに受け入れられるかをお互いに探り合って、よいものをドンドン取り入れている過程だと思います。
だから今の段階で、iPhoneだと何ができる、Androidだと何ができない、というのを比較して、どちらが今後普及するか?を論じるのは全く意味がありません。
経済評論家(といっていいのか?)の大前氏が、やたらと「iPhoneは使うためにパソコンが必須だから、絶対に普及はしない」とおっしゃっているのですが、根本的なところで何かを勘違いされているとしか思えません。そもそもAppleが携帯電話のシェアで一番になろうとかは目指していないでしょうし。
端末メーカーが独自で作成したHOMEアプリが、使いにくかったり、動作が遅かったり、エラーで止まって画面真っ黒になったり、と問題が多発しているので、Googleも厭になってるのかなと思ったのですが、流石に端末メーカーからの反発が大きくて取りやめにしたのでしょうか。
さて、先ほどまともなJavaプログラムがないという話を書きましたが、実はGoogleがコーディングしているAndroidライブラリや標準アプリでも、ソースコードを見ると明らかに、今までCやC++でしかプログラムを書いててJavaは初めてな連中が書いているコードが多いです。そもそもGoogle自身が、Android Javaプログラムのコーディング規約やコーディングTipsを開発サイトに公開しているのですが、それすらもろくに守られてないコードが大半です。
はっきり言って、こんな質の低いコードでよくまともに動くなと不思議なくらい。まあ、学生時代からOpen Sourceに関わってきた連中のコードって、大体そうなんですけどね。メンテナンス性ゼロで、1箇所変更したら、あちらこちらで矛盾が出て、まともに動かなくなるようなコードを書いて、得意げになるのが多いのです。「俺のコードは他の奴には理解できないだろう」って。
アマチュアならそれでいいのだけど、プロだとそうはいかないのですが、実際にプロとして働いているプログラマーで、メンテナンス性・可読性のよいプログラムを書くことが何故大切かを理解している人は、ほんとに少ないのです。
Object指向というのが世に出て、かれこれ四半世紀になると思いますが、未だにObject指向の意味を理解している人は少ないし、Object指向という考え方が何故出て来たかを理解している人はもっと少ないです。
まあAndroid以前の、既存のケータイ向けのOSとかプログラムとかも似たようなものだから、Androidだけが特別低品質なコードってわけでもないのですけどね。
iPhoneを追い掛けるために、大急ぎで開発しているので、おかしな設計やコーディングがあちらこちらにあって、それらがMajer Version Upの時に大幅に変更されたり修正されたりしているので、Googleも自覚しているとは思います。
その点、iPhoneのiOSは、大本がNeXT Stepで20年前から開発が繰り返し行われて来たものなので、Androidのような妙な設計は少ないと感じます。
仕様については、ほとんどがiPhoneの真似をAndroidがしているのですが、逆にAndroidが始めたものをiPhone4で取り入れられたりしていて、どういうものがユーザーに受け入れられるかをお互いに探り合って、よいものをドンドン取り入れている過程だと思います。
だから今の段階で、iPhoneだと何ができる、Androidだと何ができない、というのを比較して、どちらが今後普及するか?を論じるのは全く意味がありません。
経済評論家(といっていいのか?)の大前氏が、やたらと「iPhoneは使うためにパソコンが必須だから、絶対に普及はしない」とおっしゃっているのですが、根本的なところで何かを勘違いされているとしか思えません。そもそもAppleが携帯電話のシェアで一番になろうとかは目指していないでしょうし。
LIVE! - RISE AND SHINE / OUTRAGE
昨年、バンド名をタイトルに冠したアルバムアウトレイジ
第一部は最近流行のアルバム1枚丸々完全再現で、アルバムOUTRAGEを全曲演奏しています。
第二部がOUTRAGEの過去の代表作を12曲。
OUTRAGEというバンドは、テクニカルなバンドではないですが、堅実で安定した演奏とぶっとい大迫力なサウンドでは、世界でも指折りではないかと思います。
実際にライブへ行けなかったのが悔やまれる。2/14大阪の時は、一体私は何で行けなかったんだっけか...。
生姜菓子はiPhoneを駆逐することができるのか?
12月初頭に開発コードGingerbreadと呼ばれていたAndroid 2.3_r1がリリースされ、その1週間程後にソースコードも公開になりました。更にその1週間程後には、Android 2.3.1_r1が公開されましたが、余程不味いものが混じり込んでいたんでしょうかね?
年末にKDDI(au)とDOCOMO, SOFTBANK MOBILEから、Android 2.1/2.2搭載の端末が発売になり、人気のようです。マスコミは、もうこれでiPhoneの時代は終わったかのような報道をしていますが、現実的にはAndroid端末は不具合が結構多いし、iPhoneの方が使い勝手がよいという状況ですし、iPhoneユーザーがAndroidに乗り換えているわけではなくて、既存のケータイからの乗り換えなので、割を食っているのはSymbianとかになるでしょうね。
Androidが話題になればなるほど、既存ケータイからスマートフォンへの乗り換えに抵抗感がなくなり、iPhoneへ乗り換える人も増えるだけなので、Android普及はiPhoneにとってはむしろ追い風になっていると思います。
端末メーカーにしても、これまではキャリア毎にOSなどのプラットフォームが別々だったのが、Androidに統一できるので、ノウハウの共有やハードウェア設計の共通化、独自アプリや機能の共通化なので、トータルの開発費削減はしやすくなるので、既存ケータイの開発は削減方向に行くと思います。
極端な話、数年後には簡単ケータイと呼ばれる機種も、中身はAndroidになっているのではないかと。機能を減らすのは簡単ですけど、別のOSを簡単ケータイのためだけに維持するのは、コスト的にかなり大変ですからね。
前に端末メーカーがカスタマイズをすればする程、互換性がなくなってしまって、スマートフォンの意味がなくなってしまう、ということを書きましたが、Googleもそう考えているのか、CTSという互換性チェック試験を厳しく行い、Android端末を名乗るのにはGoogleの認定試験をパスすることを求めています。
AndroidMarketに関しても、今年後半になって何度もUpdateを行い、有料アプリが不法にコピーされて使われないような仕組みもやっと導入されました。ユーザーによるレーティング評価もやっと導入されました。これまでのAndroid有料アプリは、実際にはほとんどのユーザーはタダで使っていたんですよ。だから、iPhoneアプリで億万長者になった開発者の話はよく聞くけど、Androidアプリではさっぱりなんですよね。広告付き無料アプリだと、儲かるらしいのですけどね。
そのAndroidアプリ開発も、Javaというプログラム言語を使用するのですが、iPhoneの開発に使われるObjective-Cに比べて最初は入りやすいのですが、まともなアプリを作ろうと思ったら、Javaの性格を十分に理解しないといけないし、Androidライブラリ独特の考え方にも慣れなければいけません。
残念なことに、Javaが開発者を確保しやすいように、普及しているC++的な文法を取り入れたことが徒になって、C/C++しか知らない開発者がろくにJavaのことを勉強せずに、C/C++的な考え方で設計やコーディングするために、まともに動くアプリができないのです。
よくJavaはVMで動くから遅いという人がいるのですが、それはJavaのことを理解せずにC/C++的なコーディングをするからで、そういう連中の書いたプログラムよりも、Javaをきちんと理解した開発者が書いたJavaプログラムの方が遙かに高速に動くのですけどね。
そういう低パフォーマンスなプログラム作成でも、取り敢えずなんとなくそれなりに動くものはできてしまうので、「なんだJavaって簡単じゃないか」と勘違いして、本格的にJavaを勉強することはなされないままで、なんとなく動くけど不具合がちょこちょこと出るAndroidアプリが氾濫することになってしまうでしょう。
iPhoneの場合、Objective-CとCocoaライブラリが、ある程度はきちんと勉強してきちんとその動きを理解しないとまともに動くものができないので、質の悪いアプリが作られにくいのです。
年末にKDDI(au)とDOCOMO, SOFTBANK MOBILEから、Android 2.1/2.2搭載の端末が発売になり、人気のようです。マスコミは、もうこれでiPhoneの時代は終わったかのような報道をしていますが、現実的にはAndroid端末は不具合が結構多いし、iPhoneの方が使い勝手がよいという状況ですし、iPhoneユーザーがAndroidに乗り換えているわけではなくて、既存のケータイからの乗り換えなので、割を食っているのはSymbianとかになるでしょうね。
Androidが話題になればなるほど、既存ケータイからスマートフォンへの乗り換えに抵抗感がなくなり、iPhoneへ乗り換える人も増えるだけなので、Android普及はiPhoneにとってはむしろ追い風になっていると思います。
端末メーカーにしても、これまではキャリア毎にOSなどのプラットフォームが別々だったのが、Androidに統一できるので、ノウハウの共有やハードウェア設計の共通化、独自アプリや機能の共通化なので、トータルの開発費削減はしやすくなるので、既存ケータイの開発は削減方向に行くと思います。
極端な話、数年後には簡単ケータイと呼ばれる機種も、中身はAndroidになっているのではないかと。機能を減らすのは簡単ですけど、別のOSを簡単ケータイのためだけに維持するのは、コスト的にかなり大変ですからね。
前に端末メーカーがカスタマイズをすればする程、互換性がなくなってしまって、スマートフォンの意味がなくなってしまう、ということを書きましたが、Googleもそう考えているのか、CTSという互換性チェック試験を厳しく行い、Android端末を名乗るのにはGoogleの認定試験をパスすることを求めています。
AndroidMarketに関しても、今年後半になって何度もUpdateを行い、有料アプリが不法にコピーされて使われないような仕組みもやっと導入されました。ユーザーによるレーティング評価もやっと導入されました。これまでのAndroid有料アプリは、実際にはほとんどのユーザーはタダで使っていたんですよ。だから、iPhoneアプリで億万長者になった開発者の話はよく聞くけど、Androidアプリではさっぱりなんですよね。広告付き無料アプリだと、儲かるらしいのですけどね。
そのAndroidアプリ開発も、Javaというプログラム言語を使用するのですが、iPhoneの開発に使われるObjective-Cに比べて最初は入りやすいのですが、まともなアプリを作ろうと思ったら、Javaの性格を十分に理解しないといけないし、Androidライブラリ独特の考え方にも慣れなければいけません。
残念なことに、Javaが開発者を確保しやすいように、普及しているC++的な文法を取り入れたことが徒になって、C/C++しか知らない開発者がろくにJavaのことを勉強せずに、C/C++的な考え方で設計やコーディングするために、まともに動くアプリができないのです。
よくJavaはVMで動くから遅いという人がいるのですが、それはJavaのことを理解せずにC/C++的なコーディングをするからで、そういう連中の書いたプログラムよりも、Javaをきちんと理解した開発者が書いたJavaプログラムの方が遙かに高速に動くのですけどね。
そういう低パフォーマンスなプログラム作成でも、取り敢えずなんとなくそれなりに動くものはできてしまうので、「なんだJavaって簡単じゃないか」と勘違いして、本格的にJavaを勉強することはなされないままで、なんとなく動くけど不具合がちょこちょこと出るAndroidアプリが氾濫することになってしまうでしょう。
iPhoneの場合、Objective-CとCocoaライブラリが、ある程度はきちんと勉強してきちんとその動きを理解しないとまともに動くものができないので、質の悪いアプリが作られにくいのです。
2010年12月29日水曜日
バーレスク
主演のクリスティーナ・アギレラが歌手だということは全然知らずに観てまして、あまりにも上手いのと一部の歌でどう聴いてもマドンナの歌声としか思えない曲もあって、てっきり歌は吹き替えと思っていたら、ご本人が歌われていたのですね。帰宅してググったら、グラミー賞歌手で、そら上手いのは当然か。
映画のストーリー的には助演なはずだけど、クレジットではアギレラより前のトップに出てくるシェールさんも米国では有名な歌手だそうで、夜中に練習するシーンの見事の歌いっぷりは素晴らしかった。
ストーリーは割と陳腐なものですが、ショーダンスの素晴らしさと、アギレラ&シェールの歌の素晴らしさを観る&聴くだけでも、十分に鑑賞料金支払う価値がありますよ。
ということで、速攻でサウンド・トラック・アルバムをポチッといってしまいました。
The Eternal Idol - Delux Edition / Black Sabbath
Tony Martin時代のBlack Sabbath第1弾となる名作です。これもボーナストラックとレア音源CD付けたDelux Edtionが出ています。第一期Ronnie時代のLiveアルバムを含む3枚もDelux Edtionが出ているのですね。なんで今頃って感じですが。
オマケのCD音源は、当初本作でVocalを担当するはずだったRay Gillanが歌っているversionのCDです。
トラックそのものは、ほぼ完全に録り終えていたみたいですね。アレンジや歌詞、歌メロなんかは、Tony Martin版とほとんど同じです。ミックスがかなりラフで、もうちょっとどうにかならなかったのかなぁと思ってしまうレベルです。長らく保管されていたテープ自体がかなり痛んでいるようで、全体的に音が悪いです。つーか、Tony Martin版の方も、デジタル・リマスターなのに、酷く音が悪いのは何故よ??
ほんと、かなりのマニアでないと買う価値ないですよ。これは。強度のBlack Sabbathファンの私でさえ、買ったことを後悔するくらい、酷い代物です。
このDelux Editionシリーズを買おうという方は、重々覚悟の上でご購入ください。
しかしこうやって、没になった音源と発売になったのを聞き比べると、プロデューサーであり、ミックス担当のクリス・タンガリースって人は、ほんまに名人やなぁと、つくづく感じさせられますわ。
Seventh Starも最高のVocalアルバムだと思いますが、本作もそれに匹敵するくらい素晴らしいVocalアルバムなんだけど、あまり評価されていないのよね。
Tony Martinという人は、かなりの歌い手で、何しろ北欧の帝王が「世界一歌がうまい」と褒めるくらいだからねぇ。(でも何故か、自分のアルバムには起用してないけどさ)
2010年12月28日火曜日
WhAT iF ... / MR.BIG
オリジナル・メンバーでは14振りのスタジオ・アルバムです。
本来のMr.BIGらしい、ポップでキャッチーな曲を、超絶なギターとベースの応酬で奏でていくスタイルが戻って来ました。
とはいえ、実は私はそれほどMr.BIGが好きなわけではないのですよね。Billyのベースは好きなんだけど。
PaulとBillyのテクニカルな演奏とポップな楽曲がミスマッチな感じがしてて、Billyの超絶ベースを全面に押し出したTalasとか、Paulの光速ギター中心のRacer-Xなんかの方が、しっくり来るのです。
Mr.BigからPaulが脱退したのも、Billyが頸になったのも、ポップな楽曲がヒットすることによって、テクニカルな演奏が段々楽曲との乖離を引き起こしたからではないかと思います。
本作の楽曲も佳作が多いけど、それ故にテクニカルなギターとベースの掛け合いが浮いてしまっている気がします。まあそれが本来のMr.BIGだし、Mr.BIGのファンにとっては魅力なんでしょうけど。
初版限定DVD付きもありますので、ファンの方はこちらをどうぞ。
ホワット・イフ・・・(初回限定盤)(DVD付)
2010年12月27日月曜日
Seventh Star - Delux Edition / Black Sabbath featuring Tony Iommi
元々はBlack Sabbath解散後にTony Iommiがソロアルバムとして制作したのが、レコード会社から「Black Sabbath名義でないなら出さない」と言われて、渋々Black Sabbath featuring Tony Iommiという中途半端な名義で発売され、発売当時は全然売れず話題上らずなアルバムですが、今ではGlenn Hugesの素晴らしいヴォーカルが聴ける「Rock史上最高のVocalアルバム」といわれている傑作です。
この傑作アルバムに、シングルカット用にリミックスされた"No Stranger To Love"をボーナストラックに、Ray GillanがVocalに加わったLive音源CDを加えて2枚組として、Delux Editionとして再発されました。輸入盤のみで日本盤はないみたいですけどね。
暫く前に出ていたみたいなのですが、知らなくて、昨日日本橋のCD屋さんに1枚だけ残っていたのを見つけて、Live音源が魅力で買って来ました。何しろこのアルバムは、発売当時のCD、10年程前にデジタル・リマスターされたCDに続いて3枚目なのです(笑)
う〜ん、でもはっきり言って、Live音源は音が酷いです。所々音が途切れるし。
演奏も悪くはないけどよくもないですね。Ray GillanのVocalは結構上手くて、Ozzy, Ronnie, Glennの3人の曲をそれなりに雰囲気を再現して、そつなくこなしていますが、結局は上手い物まね的な域を出ていないと思います。
余程コアなファンでないと、買っても意味ないですよ。
Run With The Pack / Bad Company
4月に復活ライブアルバムを買った後に、バッド・カンパニー<SHM-CD>
元々の目的のCDもあったので、取り敢えず3作目の本作だけを買って来ました。
前の2作に比べると、今一つ人気がなかった本作なのですが、今聴いても名曲揃いで、何故に評価が低かったのか不思議な気がします。最近の70年代名CD特集だと、バッド・カンパニーの代表アルバムとして本作を挙げている評論家さんもいるので、私の偏見というわけでもないと思います。
最後のFADE AWAYなどは、もの悲しいバラードで、聴く度に涙を誘わされますよ。
それにつけても、Bozさんが亡くなったことは、返す返すも残念でなりません。
なので、この度の来日ライブにも行く気がしなかったのです。
やっぱりバッド・カンパニーのベースはBozさんのフレットレスベースでないと。
2010年12月26日日曜日
【BMW雑記帳】日本のエンジンは欧米を超えるか?
今月のル・ボランが、好例の新年企画「メルセデス VS BMW vs アウディ」を特集しています。昔はメルセデス VS BMWだった企画も、アウディを加えての御三家対決になって久しいですね。アウディも今ではすっかり高級車メーカーとして世間に認知されたということですね。アウディが日本の本格敵に輸入されるようになってから、まだ30年ちょっとしか経過してないと思いますが、その短い間にブランドイメージをメルセデスやBMWと比肩されるくらいにまで高めてきたというのは、凄いことですね。
日本のメーカーが高級ブランドを米国で展開しても、結局は豪華装備車の安売りでしかなくて、高くても顧客が喜んで買ってくれるというようになりません。日本メーカーはどうしても貧乏根性が抜けないのですよね。車に限らず。
マツダのSKYACTIVと呼ばれるエンジンが話題です。まだ実際に市販にはなっていないのですが、ガソリンでもディーゼルでも圧縮比14という、これまでの常識を覆すエンジンが近々登場予定です。
思えばかれこれ25年程前に、Motor Fan誌の連載コラムで、故兼坂氏が「ガソリンもディーゼルも効率が最もよくなるのは圧縮比15なので、そこをエンジン設計者は目指すことになる」と予言されていたことを思い出します。
日本のエンジン設計技術が、欧米に比べて劣っているとは思わないですが、コストのかけ方、つまり何を重要視するかが、日本の場合は純粋な技術以外の要素を重要視し過ぎていて(単純に言えばエンジン技術を知らない役員とか財務とか営業とかの外部からの横槍が多過ぎて)、チグハグなものになってしまうのですようね。エンジンに限らず今の日本の工業製品はそういう傾向が大きいです。
そういう外部の声を一切無視して、技術者が独断と偏見で好き勝手やったのが、NISSAN GT-Rなわけで。
BMWのMシリーズなんかも、営業とか財務なんかのいうこと聞いていたらできませんよ、あんな数でないのにブロック専用設計なんてコスト最悪なエンジン。(もちろんそれ故にエンジンの性能は最高なわけで)
でも一般ユーザーから見たら、市販されている製品のレベル=それを開発した技術者のレベルなので、いくら技術者が「日本の技術はドイツの連中なんかには負けていない」と言っても、理解して貰えません。いつになったら、米国式マネージメントで金儲けしてもそれは只の安売り競争で、安売り競争では中国や韓国に勝てない、ということに気が付くんでしょうね。まあ韓国や中国製品の品質を侮っていて、日本製なら品質が高く値段が高くても買って貰えると錯覚を、未だにしているのでしょうけど。
既に米国では、日本車と韓国車は品質評価の差がなくて、安い韓国車の方が売れているのですけどねぇ。
ま、日本の経営者は所詮は成金で、貧乏根性が子供の頃から身に染みついているから、高級品を作るのは無理なんでしょうけどさ。
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