Motor Fan illustratedのF1テクノロジー解説特集本も4冊目になりました。
2011年モデルの解説ですが、RedBullのファクトリーが公開されています。
昔々にマクラーレンのファクトリーの写真を雑誌で見たときも思ったのですが、床がピッカピカですわ。
F1は20年以上前から超精密機械の塊になっているので、爪先ほどの糸屑1つがトラブルの元になってしまうのです。
そのために作業者の服も埃を出さない繊維のものが必須ですし、ファクトリーもちょっとしたクリーニングルームにならざるを得ないのです。
これに比べると、私が普段働いているオフィスなど埃の塊みたいなもんすね。
電子機器の製造をしていた時に、自分の勤務先の工場が、車工場(F1のファクトリーに限らず、欧州のレーシングチューナーの工場の床は総じてピカピカです)に比べていかに汚れているかを嘆いたものです。もちろん、日本でもちゃんとしたところはちゃんとしてるんですけどね。
この綺麗な環境を常に維持しながら作業するということは、働いている人達の意識と見識がなければできないのです。
それだけF1に関わっている人達の意識とレベルが高いということの証明ですな。
こういう意識の高い人達の中で仕事したいなぁ。