2018年2月10日土曜日
「中国」という神話 習近平「偉大なる中華民族」のウソ / 楊 海英
著者は内モンゴル出身の方で、中共政府が如何にして満洲人、モンゴル人、ネパール人、ウイグル人、チベット人を欺し屈服させ、居住地を乗っ取り弾圧し虐殺し、民族浄化を行っているかを述べられた一書です。
巻末で、このような蛮行を見て見ぬ振りをする日本人も同罪であるとおっしゃっていますが、殆どの日本人は中共政府のプロパガンダをそのまま信じ込み、こういう蛮行が日常的に行われている現実を知らないんですよね。
このような政府が、国際連盟の常任理事国であることが、人類の不幸の始まりでもあるのですが。
どうやれば、共産党政府を滅ぼすことができるんだろうか…日本だけではなく、世界中の先進国政府が欺されている今の状況で。
2018年2月8日木曜日
クラウド・ナイン / 服部 真澄
2作の中編が収められていますが、薄めの文庫本2冊にもできるくらいの分量があって、結果本書はかなり分厚い文庫本になっています。
ストーリーは続いているわけではないのですが、登場人物が同じで、連作として書かれているので、1冊にまとめたんでしょうね。
逆にいえば、この登場人物でシリーズ化するわけではないということですか。
1作目のブラッド・ゼロと2作目のクラウド・ナインは、それぞれ別のテーマによる近未来SFですね。
昔から研究されて実用が近そうでいて、なかなか実現できていないネタを扱っています。
特にブラッド・ゼロは、実用化できたら医学の発展、特に救急医療の飛躍的な救命率向上を望めるので、現実になって欲しいものです。
2作目も今現在の世界の問題点を掘り起こしています。
本作のアイデアも昔からあるのですが、兵器化される可能性が高過ぎて、やるにやれないもの。
とはいえ、これが実用化されれば、核ミサイルの飛来に脅えなくて済む可能性も高いですが。
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