2003年7月1日火曜日

【ZEISSコラム】VS70−210

幻とも云われているズームレンズを借りて撮影しました。
ファンダー覗いた途端、欲しくなってしまいました。
撮影結果は数日後に出るでしょうけど......この衝撃は、P1.2/55を借りたときと同じ.....25万かぁ (-_-;;;;;



2003年6月29日日曜日

【BMW雑記帳】今月の雑誌

今月はZ4の試乗記と新型5シリーズの話題で、どの雑誌も持ちきりですね。とりわけ、ル・ボランとゲンロクが中特集を組んでいますので、皆さん是非ご一読を。

ル・ボランの新5シリーズのメカ説明を読んで興味を引かれたのが、ステアリング・レシオの可変機構です。これは、プラネタリ・ギアを使って、ステアリング・レシオを連続可変する技術です。要するに、パーキング速度ではステアリングをちょっと回しただけでタイヤが大きく動き、高速ではステアリングを大きく動かしてもタイヤはちょっとしか動かない、という機構です。
考え方自体は古くからあり、これが実現できれば低速から高速まで、同じ感覚でステアリング操作ができるということで、ドライバビリティを向上させるために待ち望まれた機構です。じゃあこれまでこういうものがなかったのかというとそういうわけではなく、航空機の分野では古くから実用化されています。
その第一号が零式艦上戦闘機、通称「ゼロ戦」で、操舵桿とフラップを繋ぐワイヤーに剛性が低く伸びるワイヤーを使用することで、低速では舵の効きが強く、高速では弱いという機構を実現しています。これにより低速から高速まで、均一の操舵感覚を作っているのです。
このゼロ戦に採用された技術と同じ思想の技術が、新5シリーズに採用されたのは、ゼロ戦に小学生から憧れて技術屋を目指した者としては、非常に嬉しいです。

その他にも電子制御の可変スタビライザーなどもあり、走りに拘った電子制御メカが満載です。これからのBMWは、この新5シリーズのように、電子制御の車になっていくんでしょうね。自分で触れる所がますますなくなっていくようで、寂しいですが。