2002年6月16日日曜日

写真の値段

サッカーW杯が日本で開催中ですが、いよいよ決勝トーナメントが始まりましたね。日本も韓国も無事に決勝トーナメントに進めて、開催国としての面目が立ちました。
オリンピックでもそうなのですが、こういう大きな大会になると、世界中のスポーツカメラマンが一攫千金を狙って大挙してきます。なんでも決勝戦で、決定的なゴールシーンの撮影に成功すれば、その1枚で一生食べていけるくらいの著作権料が入るそうなんです。
例えばロイター配給になると、その写真は世界中の新聞や速報雑誌で使われます。更にW杯特集の雑誌や記録本に使われます。これらの使用回数というのは、莫大な数になり、著作権使用料も莫大なものになるということです。
ですから、スポーツカメラマンはメーカーから機材を借りるのも競争で、大変だそうです。スタジアムでずらりと並んだ超望遠鏡レンズは、自前の人はほとんどおらず、ほとんどがメーカーからのレンタルなんですよ。
プロを目指す方も多いと思いますが、稼ぐことを考えるなら、これを狙ってみてはいかがでしょう?たった1枚をモノにしただけで、一生遊んで暮らせますよ。


【BMW雑記帳】古い車と新しい車

「頭文字D」のせいか、古い車でも腕があれば最新の車には勝てる、と思ってる人が多いようです。あれは漫画だからで、実際には余程の腕の差がないとあり得ないんですけどね。
一番の勘違いの元は、直線の加速では負けても、コーナリングでは古い車も新しい車も限界は変わらない、と思っていることではないでしょうか?
コーナリングの差は、タイヤの進歩もあって、年々広がっています。古い車でも、最新のタイヤを履けば速く走れますが、基本的なシャーシ、足周りの設計の限界があるので、最新の車と同じに走れるわけではありません。
具体的に数字を上げると、AE86は新車時のノーマルで限界横Gは0.5Gです。当時の世界最高が0.6G程度ですので、当時としてはいい方です。その後、タイヤの進歩もあって、FCで0.8G、FDで1.05Gと進化します。現在の世界最高レベルは恐らく1.4Gくらいだと思います。
つまり、AE86だと50km/hでドリフトになり始めるコーナーがあるとすると、FCは80km/h、FDは105km/hでドリフトが始まるということです。もちろん、最新のタイヤを履けばこの差はもっと縮まりますが、差がなくなるわけではありません。
もっとも、余程鍛えた人でない限り、横Gが1Gを超えるような状態には耐えられないので、限界性能を引き出せることはほとんどないでしょうけどね。