2012年12月8日土曜日

Can't Stop / ISSA



前作のレビューに「楽曲がイマイチ」と書いたのですが、今回は全部カバーということで、楽曲のいいのが揃っているのですが...アレンジがちょいと...残念な感じで。
ISSA本来のキーとは違うんじゃないという気がする曲がチラホラあるような。
ISSAの歌のうまさを活かせる楽曲とアレンジというのは、なかなかできないのでしょうかねぇ。

Spell Bound / Yngwie J. Malmsteen's Rising Force



今回は全パートをYngwie本人が演奏しているとか。
自宅のスタジオ308で、時間の在るときに気の向くままに録音したそうです。
これまではそうやって制作したのはデモとして、ギターとベース以外のパートは他の人にデモ通りに演奏して貰うというやり方をしていたので、全パートを自身が演奏すること自体は、Yngwieにとっては、目新しいことではないのでしょうね。
また3曲を本人が歌っている以外は、インスト曲になっており、もう好き勝手に弾きまくり状態です。
Yngwieファンなら涎が出るくらい楽しめるでしょう。

しかし、一人で全部やっているけど、Rising Force名義なんすね。

サラン・故郷忘じたく候 / 荒山徹



短編集です。
豊臣秀吉による朝鮮侵略時に日本に連れてこられた人達の物語です。
当時の朝鮮は、両班と呼ばれる貴族層とそれ以外の土民層に明確で厳密な階級差別があり、土民層は両班の奴隷として扱われていて、民を売り買いするのも自由、反抗した民を殺すも自由と、日本では考えられないくらいの差別があったとか。
中国でもここまでひどい差別はなかったと思いますが...当時の朝鮮の規範は中国(唐)なので、同じようなものだったのかな?

当時の朝鮮の様子がよく判ります。
日本軍が大勢の朝鮮の工人を強制的に連れてきたということがよくいわれますが、両班に隷属するよりも、職人を遇する国に行きたいと自ら望んだ人達も多かったようです。

2012年12月7日金曜日

【Android】HTC J Butterflyの'発売日が発表に

「HTC J butterfly」の発売開始について

やっと発売日が発表になりました。
HTCの前機種ISW13Tが、Android端末としてはかなり安定性が高くて評判がいいのと、Jelly Bean(Android 4.1)搭載に一番乗りなのとで、前評判がかなり高く、モノを見ずに予約した人がかなり多いらしいですね。
私も今使っているGalaxy SIIの調子が大変よろしくないので、これに買い換えたいのです。

とはいえ、Full HD(1980 x 1080)という大画面なので、Galaxy SII以上にでかいボディが気になって、せめてモックで実際の大きさを見てから決めたいと思っていて、1ヶ月程前からauショップを見掛ける度にモックが置いていないかと探すのですが、全く見つからず。
というところへ、いきなり今週末に発売との発表。
でも、関東圏だけで、関西は1週間遅い発売となってます。
まあ、急ぐものでもないので、買った人達の評判を聞いてから、最終的に決めたいと思います(笑)

Butterflyは5inchで高解像度440ppiのLCDを使っているのですが、このLCDの生産の歩留まりがよくないのかも知れません。或いは、QualcommのQaud Core CPUチップの製造が需要に追いついていないのか。
いずれにしてもあまり生産数がなさそうなので、こういう時は製造がスムーズになって品質が安定するまで待った方がよいことが多いです。

Galaxy SIIIも発売になっていますが、docomo版はSamsung製のQuad Core CPU搭載ですが、au版はQualcomm製のDual Core CPUなんですよね。SIIは、docomo版がQualcomm製を搭載していて、au版がSamsung製なので、逆になってますね。
Qualcomm製CPUを搭載している方が性能も高くて安定性もいいような気がしますが...どうでしょうか?

(2012/12/07 23:30追記)
docomoでも、Galaxy SIIIはQualcomm製Dual Core CPUで、Galaxy SIII αがSamsung製Quad Core CPUでした。
auが今発売しているのは、7月に発売になっていたdocomo版Galaxyと基本同じものですね。
αと同じQuad Core CPUのも、auから年明けか春頃に発売になるのではという噂もありますが。

2012年12月5日水曜日

【くるまのおと】VW恐るべし



新型GOLF VIIは、前モデルのVIに比べてサイズが若干大きくなっているにも関わらず、100kgの軽量化を果たしたそうな。
更に剛性感もより向上し、乗り心地も更によくなり、走りもよりスポーティになり、燃費も向上して、お値段据え置き。
VWグループのMQBという新プラットフォームというか、プラットフォームという考え方自体を捨てたモジュラー方式を導入し、製造方式と製造設備をそれに合わせて新しいものにして、モジュールを色々と組み合わせて低コストで様々なモデルを製造できるようにしていく、第一弾モデルがGOLF VII。
BMWやBENZの設計と製造方式も素晴らしいですが、VWグループのに至っては、完全に他のメーカーの方式よりも10年以上進んでいるんじゃないかという気がします。
日本メーカーの設計・製造方式に比べたら、20年以上は進んでいるんじゃないですかね?
未だにコスト優先の考えから、スポット溶接に固執しているようではねぇ。

ただ、VWとAUDIは買う気がせんのです。
クルマ自体はいいのは判っているんですが、デザインが今一つ好きになれない。
イタルデザインがVWグループ傘下になったから、今度のGOLFは初代同様御大の手が入るかなと期待しましたが、残念ながら、まだイタルデザインの手によるものは製品化に至っていないようです。
かなりかっこよくはなっているのですけどね。

デザイン的には、むしろ派手なCM放映中の新しいBENZ Class Aの方が好ましいです。
でも一番期待しているのは、ルノーのクリオ(日本名ルーテシア)のRSなんですけどね。


2012年12月2日日曜日

鳳凰の黙示録 / 荒山徹



氏の徳川家康 トクチョンカガンが非常に面白かったので、他のも読んでみようと過去作品の内の文庫本を、紀ノ国屋の店内検索で在庫のあるのを探したところ、これが在庫ありだったので買ってみました。

この小説のベースになっているのは、黄河文明の龍族と長江文明の鳳凰族という説なのですが、私は初耳なのでした。
それなりに有名な説なのでしょうか?
個人的には、現在の共産党中国の支配層である漢民族を自称する人達は、清以前の中国の支配者層ではなく、西や北の狩猟民族に支配されていた農耕民族層だと思っているので、この説とは矛盾するかなという気がしているのです。が、詳しく調べてみたい説ではありますね。

トクチョンカガンに比べると、伝奇小説っぽさが冒頭から終盤まで溢れています。史実との辻褄合わせは、見事にされていますけどね。
いずれにしても、エンターティンメントな小説としての面白さは抜群です。