2007年5月5日土曜日
進化しすぎた脳 / 池谷 裕二
大脳生理学を専門とする著者が、高校生に脳科学を講義する機会があり、その時の講義を1冊にまとめたもので、最新の脳科学の成果を非常に判りやすく解説してくれています。
「人間は見たいものを見、信じたいものを信じる」という、海皇紀でのファンがよく口にするフレーズ。実は正に人間の脳は、そういう性質を持っており、それ故にパターン認識という複雑な処理をこなせるのだそうです。
目の網膜細胞の情報が、最終的に「今見ているものが何か」という判断を行う部位(大脳皮質)来るまでの途中で、画像が処理され変換や補正が行われ、本来の網膜情報は3%程度になってしまうそうです。つまり我々が「見ている」と思っているものの97%は脳内で処理された情報なわけです。このため、人は思いこみによる勘違いということが発生するのですね。
今見たり聞いたりしていることが、本当に本物かどうか...どうやって確かめればいいのでしょう?
2007年5月4日金曜日
SACRED / The Ladder
メロディアス・ハード・ロックと帯にあるのですが、実際その謳い文句に違わず、非常に美しいメロディとヴォーカルのハード・ロックです。
普通こういうメロディアスなサウンドというと、ハード・ロックぽくない軟弱なポップス風かと思ってしまうのですが、ラダーは力強いハード・ロックでありながらメロディが美しいという作風で、こういうバンドも珍しいと思います。
あまりギンギンのヘヴィメタは疲れるけど、かといってヘナヘナなポップスはつまらないという人にはお勧め。私も疲れているときは、このアルバムを聴きたくなると思います。
ROAD TO BLOODSHED / SANCTITY
MEGADEATHのデイヴ・ムステインに見出されてメジャー・デビューしたというサンクティティ。そのデビューアルバムが本作です。
行き付けのCDショップで、店頭デモ(スピーカーで流していた)で「これは!」と思って買ったのですが、デモ演奏に選ばれるだけあって凄いです。
HR/HMの王道的というか正統的なスタイルでありながら、既存の有名バンドのコピー的なところはなく、完全に自分達のオリジナルなサウンドを確立しており、デビュー作とは思えないくらい完成された作品に仕上がっています。
2007年5月3日木曜日
オーダー・シューズ
最近は3Dスキャナで足の型を取って、それに合わせた靴を制作してくれるところがあります。
その中でleft foot companyというフィンランドの靴メーカーが、梅田に店舗を開いていて、そこで足型を計測して注文できるというのを知り、3月末に行って注文してきました。
1ヶ月くらいでできるという話でしたが、3週間くらいで完成・到着の連絡が入り、引き取りに行ってきました。履き心地はまだこれから履き込んでみないとなんともいえないのですが、試し履きした限りでは、ピッタリと足にフィットしているようです。
革は全てイタリア製で、コンピュータによる自動裁断とフィンランドの職人さんの手縫いによる製作ということで、できあがってきた靴の雰囲気はかなり高級な感じです。
デザインは既にあるものから選ぶのですが、革の色や靴底は色々と選べますし、服でいうとイージー・オーダーに相当するわけですが、価格的には既製品のブランド物と変わりません。
国内のメーカーでも3D計測でサイズ・オーダーできるところもあって、値段も結構安いのですが、Webカタログを見る限りでは革の質が輸入物に比べて劣るような感じがして、そちらのお店にはまだ行ったことがありません。私の家からはちょっと遠くて、行く機会がなかなかないということもあるのですけどね。
足ツボマッサージというのがあるくらいで、足の疲れは身体全体に影響します。サイズの合わない靴を履き続けるのは、身体を壊す元になります。こういう足に合わせて靴を作ってくれるところが、増えるといいのですが。
そういえば、スポーツシューズでも最近そういうのがあるみたいですね。今度機会があれば、試してみたいと思います。
その中でleft foot companyというフィンランドの靴メーカーが、梅田に店舗を開いていて、そこで足型を計測して注文できるというのを知り、3月末に行って注文してきました。
1ヶ月くらいでできるという話でしたが、3週間くらいで完成・到着の連絡が入り、引き取りに行ってきました。履き心地はまだこれから履き込んでみないとなんともいえないのですが、試し履きした限りでは、ピッタリと足にフィットしているようです。
革は全てイタリア製で、コンピュータによる自動裁断とフィンランドの職人さんの手縫いによる製作ということで、できあがってきた靴の雰囲気はかなり高級な感じです。
デザインは既にあるものから選ぶのですが、革の色や靴底は色々と選べますし、服でいうとイージー・オーダーに相当するわけですが、価格的には既製品のブランド物と変わりません。
国内のメーカーでも3D計測でサイズ・オーダーできるところもあって、値段も結構安いのですが、Webカタログを見る限りでは革の質が輸入物に比べて劣るような感じがして、そちらのお店にはまだ行ったことがありません。私の家からはちょっと遠くて、行く機会がなかなかないということもあるのですけどね。
足ツボマッサージというのがあるくらいで、足の疲れは身体全体に影響します。サイズの合わない靴を履き続けるのは、身体を壊す元になります。こういう足に合わせて靴を作ってくれるところが、増えるといいのですが。
そういえば、スポーツシューズでも最近そういうのがあるみたいですね。今度機会があれば、試してみたいと思います。
2007年5月2日水曜日
イオン大日ショッピングセンター
昨年末開店したイオン大日ショッピングセンターへ一度行ってみたいと思いつつも、土日祝は常に駐車場待ちの車が長蛇の列をなし、周辺に大渋滞を引き起こすくらいの大混雑のため、ずっと行くことができませんでした。が、今日通りかかったら空いていたので、遅い昼ご飯しに行って来ました。まあ今日は平日ですもんね。私は出向先の顧客会社が連休のため、それに従って9連休中なのですが。
で、なぜ行ってみたかったかというと、私はレアチーズが大好物で、ここには「大阪チーズケーキフォレスト」なる日本中の有名なチーズケーキを集めたお店があるからなのです。でも思った程大きくはなかったし、ベイクドが多くてレアチーズケーキはあまりなかったのですけどね。
1個だけ買って食べてみましたが、それなりにおいしかったけど、ベークドとレアとの重ね合わせタイプだったので、ちと不満。100%レアが欲しかったのですが、外してしまいました。
でもイオンでかすぎ!迷子になるところでした。シネマ側駐車場2Fに車を停めたのですが、ここからショッピングセンターへ出るのに迷い、戻るのにも迷いましたよ。だって駐車場2Fの上がショッピングセンターの2Fなんだもん。2Fから2Fに移るのに、エレベータで移動するとは思いませんがな。
で、なぜ行ってみたかったかというと、私はレアチーズが大好物で、ここには「大阪チーズケーキフォレスト」なる日本中の有名なチーズケーキを集めたお店があるからなのです。でも思った程大きくはなかったし、ベイクドが多くてレアチーズケーキはあまりなかったのですけどね。
1個だけ買って食べてみましたが、それなりにおいしかったけど、ベークドとレアとの重ね合わせタイプだったので、ちと不満。100%レアが欲しかったのですが、外してしまいました。
でもイオンでかすぎ!迷子になるところでした。シネマ側駐車場2Fに車を停めたのですが、ここからショッピングセンターへ出るのに迷い、戻るのにも迷いましたよ。だって駐車場2Fの上がショッピングセンターの2Fなんだもん。2Fから2Fに移るのに、エレベータで移動するとは思いませんがな。
2007年5月1日火曜日
【メンテナンス日記】フロントエンブレム交換
丸8年を経過すると、フロントエンブレムのBMWマークが禿げてアルミ蒸着の地肌がむき出しになってしまいました。
ディーラーの近くに行く用事があったので、ついでにディーラーでエンブレムマークだけ購入してきました。
交換もお願いしようかと思ったのですが、交換工賃がこのマーク代と同じくらいかかるということと、やり方を教えて戴いて自分でできそうだったので、久々にD.I.Y.しました。
マーク本体が2,793円と固定用のゴムグロメットが84円x2個の168円の計2,961円でした。
見事にエンブレムマークの塗装が綺麗さっぱりと消え去っています。
最後に洗車したときに、塗装も洗車されてしまったようです。
糸を隙間から入れて真ん中辺りまでめり込ませてから一気に引っ張れば取れる、という話でしたが、ワックスやら埃やらが入り込み固着していて、裁縫用の糸ではあっさりと切れてしまいました。
糸を爪で突っ込みながら隙間を作り、インシュロックを突っ込んで隙間を広げ、布に刳るんだマイナスドライバを突っ込んで、力任せに持ち上げ、やっと外すことができました。
古いグロメットも布に刳るんだドライバで、こじるように持ち上げていって、抜きました。
堅くて手では抜けませんでした。
まあ簡単に手で抜けると、簡単に盗まれてしまいますから、なかなか抜けなくて正解ではありますが。
取り外した部品と購入してきた部品。
古いグロメットは穴が広がってしまっていて、再使用するとすぐに抜けそうなので、交換するときはグロメットもちゃんと交換しましょう。
グロメットをボンネットの穴に差し込み、グロメットの穴にマークのピンを差し込みます。
かなり力を入れて押し込まないと入りません。
ということで無事新品のBMWエンブレムになりました。
ディーラーの近くに行く用事があったので、ついでにディーラーでエンブレムマークだけ購入してきました。
交換もお願いしようかと思ったのですが、交換工賃がこのマーク代と同じくらいかかるということと、やり方を教えて戴いて自分でできそうだったので、久々にD.I.Y.しました。
マーク本体が2,793円と固定用のゴムグロメットが84円x2個の168円の計2,961円でした。
見事にエンブレムマークの塗装が綺麗さっぱりと消え去っています。
最後に洗車したときに、塗装も洗車されてしまったようです。
糸を隙間から入れて真ん中辺りまでめり込ませてから一気に引っ張れば取れる、という話でしたが、ワックスやら埃やらが入り込み固着していて、裁縫用の糸ではあっさりと切れてしまいました。
糸を爪で突っ込みながら隙間を作り、インシュロックを突っ込んで隙間を広げ、布に刳るんだマイナスドライバを突っ込んで、力任せに持ち上げ、やっと外すことができました。
古いグロメットも布に刳るんだドライバで、こじるように持ち上げていって、抜きました。
堅くて手では抜けませんでした。
まあ簡単に手で抜けると、簡単に盗まれてしまいますから、なかなか抜けなくて正解ではありますが。
取り外した部品と購入してきた部品。
古いグロメットは穴が広がってしまっていて、再使用するとすぐに抜けそうなので、交換するときはグロメットもちゃんと交換しましょう。
グロメットをボンネットの穴に差し込み、グロメットの穴にマークのピンを差し込みます。
かなり力を入れて押し込まないと入りません。
ということで無事新品のBMWエンブレムになりました。
THE HEART OF EVERYTHING / WITHIN TEMPTATION
女性ヴォーカルのバンドだからというわけでもないのですが、聴いて最初に思ったのがEVANESCENCEに似てるなぁ、でした。デビューはこちらの方が早いので、影響を受けたのはEVANESCENCEの方なのかもしれませんが、台湾の六翼天使も同じようなスタイルですので、女性ヴォーカルを活かしたハードロックとなると、こういうスタイルになってしまうのかも知れません。
美しいメロディと壮大なオーケストレーションによるアレンジが素晴らしく、これは断然お奨めです。ロックに興味がない人でも、聴き惚れてしまうでしょう。
ザ・サイレント・フォース (初回限定盤)
エンター
でも気になったのが、曲のキーです。
HR/HMって思いっきり歪ませたギターのリフを中心にすることで成立しているといっても過言ではないのですが、そのギターが一番綺麗に聞こえるキーはGなのです。まあ最近はダウンチューニングが流行で、F#とかFが主流になりつつありますが、基本はGで、Deep Purple/Rainbowの曲はほとんどがGで書かれていました。
が、このGというキーは、男性ヴォーカルには高過ぎ、女性ヴォーカルには低すぎるという、人間にとっては都合の悪いキーなのですよね。それゆえ、ロバート・プラントやイアン・ギランという、それまでの男性ヴォーカルの枠を超えたヴォーカリストが登場するまでは、HR/HMのスタイルというのは確立されそうで確立できなかったわけです。
女性ヴォーカルバンドの場合は、ギターが一番よく鳴るG付近ではなく、D辺りのキーを使っているように思います。そのため、本作でもギターはあまり活躍しておらず、キーボードが中心になっています。
ギターキッズにはうれしくないバンドですな。
HELLYEAH / HELLYEAH
直訳すれば「地獄万歳」になるのでしょうか?元パンテラのドラマー、ヴィニー・ポールが中心になって結成されたバンドですが、単なるメタルというよりはイケイケのカントリー・ヘヴィー・メタル・ロックン・ロールという感じです。パンテラの1stに近いのは、ダメージプランよりは、こちらの方でしょうね。
元気のある時に聴くのはいいですが、疲れているときにはちょっと聴けません。それくらいノリのあるバンドです。
COWBOYS FROM HELL / PANTERA
今ではパンテラというと伝説のメタルバンドなのですが、実は私はこれまでちゃんと聴く機会がなかったのです。パンテラ解散(というか自然消滅?)した後に、ダイムバック・ダレル(g)とヴィニー・ポール(ds)兄弟により結成されたダメージプランのニュー・ファウンド・パワー
で、今回後に書きますヴィニー・ポールが参加するバンドのアルバムを買うついでに、一度はパンテラも聴いておかないと駄目だよなぁと思い、このアルバムも買ってみました。パンテラのコーナーには、メジャー・デビューアルバムの本作しか置いてなかったのが、これを選んだ理由(笑)
'90年発売ということで、今から聴くと古くささは否めませんし、メタリカの影響が強すぎる気もします。ギターとドラムの音造りがそっくりですし。この後にどういう風にバンドが変化していって、ダメージプランに繋がっていくのか...。この後のアルバムを聴いていかないと駄目ですね。
2007年4月29日日曜日
【BMW雑記帳】GW休暇
につき今週はお休みです(笑)
つーか、休み前のドタバタで書店にも行ってなくて、今月の雑誌はまだ読んでないのです。
勤め先の近くのコンビニで買ったマガジンXくらいで...そのマガジンXに、1シリーズの3BOXクーペのスクープ写真が掲載されてます。
連休中に少しは走行距離を伸ばせればよいのですが...直前までいつから休めるかはっきりしなくて、遠出の予定はなにもなしです (-_-;;;
つーか、休み前のドタバタで書店にも行ってなくて、今月の雑誌はまだ読んでないのです。
勤め先の近くのコンビニで買ったマガジンXくらいで...そのマガジンXに、1シリーズの3BOXクーペのスクープ写真が掲載されてます。
連休中に少しは走行距離を伸ばせればよいのですが...直前までいつから休めるかはっきりしなくて、遠出の予定はなにもなしです (-_-;;;
マルチコアCPUはBeOSの夢を見るか?
勤務先のチーム共用サーバーとして、Xeon Quad Core 1.86GHzをDual搭載(つまり8CPU Core) マシンが導入されました。それがあまりにも速くて、8CPU Coreは無理でも4CPU Coreマシンが欲しいと思い、色々と探したところ、HPがXeon搭載マシンのキャンペーン販売をしており、1.6GHz Dual Coreを2個搭載したスペックだと、Q6600搭載マシンよりも安かったため、買ってしまいました。20inモニターをセットにしても、30万円を切る価格で購入できます。
残念ながら、思った程は速くはなくて、チーム共用サーバーの半分以下の性能ですが。まあクロック周波数が-15%でCPU数半分だから、性能が半分以下でも当然といえば当然なのですが。
#とはいえ今までのメイン機のノートPC(Pentium M 1.86MHz)に比べると、倍以上速いです。
悔しいのが、Core2 Duo 2.66MHz搭載機が、チームサーバーのOctet CPU Coreマシンに匹敵する性能で、Dual CPUにせずに1CPUでクロックの高いものにした方がよかったのかも知れません。
(2007/5/10追記)
妙に動作が遅かったのは、Index Serviceが起動していたからでした。
これを停止することで、かなり速度改善がされました。普通は手動開始になっているのが、何故か自動起動になっていて...ググったところ、こいつはかなりCPUパワーとメモリを食って、PCのパフォーマンスを低下させることで有名なようです。
(2007/5/20追記)
更にRAID0を使っていると、XPは書き込みキャッシュをデフォルトでは無効にするようで、無効になっていました。有効にしたところ劇的にパフォーマンス改善。その他チームサーバーと設定が異なっていたところを合わせてみたところ、Octetマシンの73%のパフォーマンスに改善(最初の頃は46%)されました。値段とスペックの差を考えると、かなりコストパフォーマンスがよい構成だと言えるでしょう。
それでも私はとにかく4CPUマシンが欲しかったのです。Dual CPUは既に15年前に、Celeronを無理矢理Dual CPUとして動作させるABIT BP6というマザーボードで自作マシンを組み、NT4 Workstaionを走らせて、仕事用マシンとして使用していました。
その後、Pentium4 HyperThread CPUで仮想Dual CPUマシンを、自宅の画像処理用マシンとして導入しています。
ということで、今更2CPU程度で満足なんかできるかい!と、なんとしても4CPUが欲しかったのです。
かれこれ20年近く前に、Sun SPARC Stationで仕事していたのですが、その頃Sunは「CPUの単体性能を上げるためにクロック周波数を上げると消費電力が跳ね上がったりして限界がある。それよりもCPUを多数搭載して分散処理することで処理能力を上げるべきだ」という主張をしていました。このためSunはSolarisで、スレッド性能を上げてマルチCPU対応を進めて来ています。
対して、Dec(その後Compacに買収され、更にHPに買収されました)は、Alphaアーキテクチャでひたすらにクロック周波数を上げており、その反面消費電力が150〜300Wという途方もないCPUを製造販売していました。まあ流石に無理があったのか、その後は消費電力をグンと下げてかつ周波数を上げるようになりましたが。
またBe社が独自アーキテクチャのDualCPUマシンを販売したときには、当時勤務していた会社の社長が物好きにもBeBOXを購入し、私も少しだけですが触りました。UNIXから移植されたシングルスレッドのはずのコマンドを処理するときにでさえ、2つのCPUメーターが綺麗に揃って上下するのを観たときには感動しましたね。先のBP6でNT4を動作させている時などは、CPUメーターが交互に動いていて、実質シングルCPUと変わりなかったのとは全く違いました。
XPになっても、シングルスレッドのプログラムの処理は、複数のCPUを交互に使用しているだけで、むしろレジスタやキャッシュの移動などで、シングルCPUよりも効率の悪い処理になっているように思われます。複数のアプリを立ち上げている時はまだいいのですけどね。Vistaはまだ試していませんが、機会があったら、この辺りの性能を試してみたいものです。
AppleがMacProでQuad Core Xeon x2搭載機を販売していますが、MacOS Xの分散処理能力はどうなのでしょうね?
今ではもうDual CPUが当たり前になりつつあり、AMDもIntelもMany Coreに向かいつつあるわけで、Sunが20年前に予言した通りに世の中は進みつつあります。
でも単にハードがマルチになっても、OSやアプリがそれに対応したものにならなければ、意味がありません。果たしてBeが先駆けたマルチCPUの分散処理効率の高いOSはいつ頃出現することになるのでしょうか。
残念ながら、思った程は速くはなくて、チーム共用サーバーの半分以下の性能ですが。まあクロック周波数が-15%でCPU数半分だから、性能が半分以下でも当然といえば当然なのですが。
#とはいえ今までのメイン機のノートPC(Pentium M 1.86MHz)に比べると、倍以上速いです。
悔しいのが、Core2 Duo 2.66MHz搭載機が、チームサーバーのOctet CPU Coreマシンに匹敵する性能で、Dual CPUにせずに1CPUでクロックの高いものにした方がよかったのかも知れません。
(2007/5/10追記)
妙に動作が遅かったのは、Index Serviceが起動していたからでした。
これを停止することで、かなり速度改善がされました。普通は手動開始になっているのが、何故か自動起動になっていて...ググったところ、こいつはかなりCPUパワーとメモリを食って、PCのパフォーマンスを低下させることで有名なようです。
(2007/5/20追記)
更にRAID0を使っていると、XPは書き込みキャッシュをデフォルトでは無効にするようで、無効になっていました。有効にしたところ劇的にパフォーマンス改善。その他チームサーバーと設定が異なっていたところを合わせてみたところ、Octetマシンの73%のパフォーマンスに改善(最初の頃は46%)されました。値段とスペックの差を考えると、かなりコストパフォーマンスがよい構成だと言えるでしょう。
それでも私はとにかく4CPUマシンが欲しかったのです。Dual CPUは既に15年前に、Celeronを無理矢理Dual CPUとして動作させるABIT BP6というマザーボードで自作マシンを組み、NT4 Workstaionを走らせて、仕事用マシンとして使用していました。
その後、Pentium4 HyperThread CPUで仮想Dual CPUマシンを、自宅の画像処理用マシンとして導入しています。
ということで、今更2CPU程度で満足なんかできるかい!と、なんとしても4CPUが欲しかったのです。
かれこれ20年近く前に、Sun SPARC Stationで仕事していたのですが、その頃Sunは「CPUの単体性能を上げるためにクロック周波数を上げると消費電力が跳ね上がったりして限界がある。それよりもCPUを多数搭載して分散処理することで処理能力を上げるべきだ」という主張をしていました。このためSunはSolarisで、スレッド性能を上げてマルチCPU対応を進めて来ています。
対して、Dec(その後Compacに買収され、更にHPに買収されました)は、Alphaアーキテクチャでひたすらにクロック周波数を上げており、その反面消費電力が150〜300Wという途方もないCPUを製造販売していました。まあ流石に無理があったのか、その後は消費電力をグンと下げてかつ周波数を上げるようになりましたが。
またBe社が独自アーキテクチャのDualCPUマシンを販売したときには、当時勤務していた会社の社長が物好きにもBeBOXを購入し、私も少しだけですが触りました。UNIXから移植されたシングルスレッドのはずのコマンドを処理するときにでさえ、2つのCPUメーターが綺麗に揃って上下するのを観たときには感動しましたね。先のBP6でNT4を動作させている時などは、CPUメーターが交互に動いていて、実質シングルCPUと変わりなかったのとは全く違いました。
XPになっても、シングルスレッドのプログラムの処理は、複数のCPUを交互に使用しているだけで、むしろレジスタやキャッシュの移動などで、シングルCPUよりも効率の悪い処理になっているように思われます。複数のアプリを立ち上げている時はまだいいのですけどね。Vistaはまだ試していませんが、機会があったら、この辺りの性能を試してみたいものです。
AppleがMacProでQuad Core Xeon x2搭載機を販売していますが、MacOS Xの分散処理能力はどうなのでしょうね?
今ではもうDual CPUが当たり前になりつつあり、AMDもIntelもMany Coreに向かいつつあるわけで、Sunが20年前に予言した通りに世の中は進みつつあります。
でも単にハードがマルチになっても、OSやアプリがそれに対応したものにならなければ、意味がありません。果たしてBeが先駆けたマルチCPUの分散処理効率の高いOSはいつ頃出現することになるのでしょうか。
登録:
投稿 (Atom)