2019年4月27日土曜日
星系出雲の兵站4 / 林 譲治
順調なペースで第四巻発刊です。
題名の「兵站」が本巻でも活躍です。
今回のは、現代の製造では必須のジャスト・イン・タイムに繋がる計画生産と物流の重要性を説明する筋書きになっています。
戦争物ではありますが、製造における物流の重要性をしっかりと押さえているところが、リアルなんですよね。
でもって、本巻で第一部完結なのですが、第二部で本作が完結するのか、第三部、第四部と続いていくのか…。
2019年4月21日日曜日
眠れないほど面白い 空海の生涯: 1200年前の巨人の日常が甦る! / 由良 弥生
空海大師の生涯というのは、実は資料があまり残っておらず、不明なことが多いです。
本書でもそのことは冒頭で明言されていて、本書の中身も小説的に筆者の想像で書いている部分が大半になります。
筆者の想像の部分と、資料に基づいた史実の部分とが、一応読み分けできるように考慮して書かれてはいるのですが、一般の方が読んでその区分けをキチンと意識して読み分けられるかどうかとなると、ちょっと心配な部分があります。
本書は大師の生涯を知るのに、よい題材となっていると思いますが、筆者が想像で書かれた部分が真実と思われて一人歩きすることがないことを祈るばかりです。
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