久々に燃費レポートをアップしました。何と1月は1回も給油をしてない(爆)。全然走ってない証拠ですね。その割りには燃費はまあまあでした。イリジウムが効いてるのかな?
今週はスイスのPB Baumannです。
PBはこれまで紹介した工具メーカーとは違い、ドライバー専門のメーカーです。六角レンチやタガネも造ってますが、PBといえばドライバー、ドライバーといえばPB、といえるくらいのメーカーです。
PBは独自の特殊クロームバナジウム合金を使用しており、ロックウェル硬度58〜60という非常に硬くかつ粘り強い合金の特性を活かした製品造りをしています。これは治金の研究部門を持つ強みでしょう。
PBのドライバーはクロムメッキが施されていますが、ネジに当る部分だけはメッキされていません。これは先端の力の掛る部分は、どうしてもメッキが剥げやすく、剥げるとその分寸法が小さくなりますので、ネジを舐めやすくなる、ということを防ぐためのようです。
逆に六角レンチはそのような心配がないため、先端までメッキされています。しかも他のメーカーでは小さ過ぎてメッキが掛けられない、2mm以下のものまでメッキを掛けています。これも特殊合金により、細くとも充分な強度が得られるためです。
更に、PBでは全品検査を実施しています。これにより製品のバラツキを押さえています。
また耐久性も抜群で、電工関係では他のドライバーだと週に2,3本が消費されるところ、PBでは1年に1本で済むそうですから、その耐久性は飛び抜けて素晴らしいと言えるでしょう。これは材質もさることながら、パラレル・シェイプと呼ばれる箱型構造のブレードヘッドがネジの溝にすっぽり収まり、溝平面に均一に力が加わるため、ネジ頭を舐めることが極めて少なくなっています。このパラレル・シェイプは、トルクが50%も余分に掛けられるので、錆びついたネジも容易に回せます。