2018年12月22日土曜日
明治天皇の世界史 六人の皇帝たちの十九世紀 / 倉山 満
明治天皇は奇行で有名ではありますが、日本を文明後進国から世界5大帝国になれたのは、明治天皇が君臨されていたからであることも確かです。
大日本帝国憲法は立憲君主憲法なので、明治天皇は内閣や軍隊に対して何の権力もないのですが、そこに居られるだけで影響力があり、その存在感だけで日本の政治や軍が暴走しないように見守られていたということですね。
天皇が何故天皇であらされるのか?
男系血統が天皇であることとされていますが、個人的には「生まれ落ちた時から天皇となるための教育を受けてきたものだけが天皇になれる」と思っています。
そのためには男系血統の後嗣である必要があると。
明治天皇、昭和天皇、今上と、色々と事績を読む度に、この世界で本当の意味で心の底から世界平和を祈られているのは、陛下とご一家だけなのではないか?と思わされてることばかりです。
そのような高尚な精神性を持つのは、普通の家庭で育っているのでは到底無理ではないかと思うのです。
明治維新後、日本は男女や生まれの区別なく平等な教育を受けられるようになりましたが、その教育は(特にGHQ支配後は)命令に忠実な働きアリを製造するためのもので、リーダーや責任者になるためのものではなく、そのために今の日本では真の意味でのリーダーが殆どいません。
たまに優秀な起業家が出て来ることがありますが、そういう人達は学生時代は落ちこぼれで、働きアリとしては失格だったので、逆に優秀なリーダーになれたんでしょうね。
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