2022年6月23日木曜日

歪められた日本史 / 宮崎 正弘

戦後の日本の歴史は、GHQにより大学教授が共産党の工作員に総入換されてしまい、以来中朝露の好き勝手に歪められてしまっています。
それを解説したのが、本書。

日本は海に囲まれているお陰で、古代から大陸や半島の騒乱には巻き込まれずに済んでいるわけですが、数少ない半島への出兵である白村江の戦いで、それが大敗だったことになっています。
しかし、買ったはずの新羅は、その後滅亡するまで日本に朝貢を続けています。
唐は留学生を受け入れて、親しい関係を続けています。
日本は果たして負けたのでしょうか?
百済を回復できなかったから、戦争目的は果たせなかったのは確かですし、聖武天皇は唐が日本に攻めてくるのを恐れて、防備を強化します。
しかしそれは、外国との戦いの経験のなさから来る勘違いで、実際には新羅や唐の方も、日本兵の強さに慄いていたみたいです。

太平洋戦争でも、負けたから「なんであんな無謀な戦争をしたんだ」と言われますが、当時の大日本帝国陸軍、海軍は、世界でも最強の軍隊で、アメリカ兵は日本と戦うのを非常に恐れていたのです。
終戦後、めちゃくちゃとも言える、アメリカによる徹底的な日本叩きは、日本が怖かったから、です。

 グローバリズムという名の下に、日本古来のものがどんどん破壊されていっています。
大陸や半島のような、品のない国に日本もなりつつあるのは、非常に悲しいことです。


2022年6月19日日曜日

決戦!賤ヶ岳 / 木下昌輝 他

賤ヶ岳の七本槍と呼ばれていますが、その後出世したのは福島と加藤の2名くらいで、他は名前が上がっても「はて?」となる人ばかりです。
そんな七名についての短編を、七人の作家がそれぞれ担当して描いて見ようという企画ですね。
しかしこうやって7名の作家の作品が並ぶと…失礼ながら、力量の差もはっきりと出てしまいます。
木下氏が頭飛び抜けてますね。私はそう感じました。