2017年12月27日水曜日
自治労の正体 / 森口 朗
今Amazonのリンク貼るためにみたところ、「ベストセラー1位」の表示が出てます。
国家公務員である官僚の寄生虫振りはよく知られるところですが、それよりも地方公務員の方が信じがたい問題を抱えているのだそうです。
確かに地方公務員の高給振りも知られるところですね。
関西では市営バスの運転手の高給が問題になったことがありますが、なかなか改善されません。
それ故に、大阪市は市営交通局を民営化するのですけどね。
国家公務員については(一応)天下りやら給与やらに制限があるのですが、地方公務員はないに等しいようで、やりたい放題。
更に恐ろしいことに、過激派組織に属していた人達がかなり地方公務員になり、この本のタイトルである自治労の幹部として権力を振るい、地方行政を我が物にしているようです。
中核派やオウム真理教などの過激テロ組織は、なんと破壊活動防止法の適用を受けていないとのことで、この法の適用を受けている組織が1つもなく、本法はあってなきものとして扱われているようです。
共産党などは公安の監視対象になっているんだから、この法の適用を受けてもおかしくないと思うんですけどねぇ。
公安そのものが共産党勢力の走狗になっているんでしょうか?
詳しくは本書を読んで戴きたいですが…日本の行政の酷さに、呆れるのを通り越して恐ろしくなってきました。
2017年12月24日日曜日
軍事のリアル / 冨澤 暉
自衛官を退職されてから、軍事について研究をされている方が雑誌のコラムに書かれていたものを、抜粋編集したものです。
内容はタイトル通りリアルな話ばかりです。
こういうレベルで軍事とか国際政治を語れる政治家も官僚もマスコミもいない、日本の国際力の貧しさにはがっかりするのですが、ほんま一般民間人の我々には目から鱗ではありつつも、言われてみれば確かにそうだよなと納得するしかないことばかりです。
日本人は国内法と国際法の区別が付いていませんが、細かい用語の区別も全くできていなくて、国際用語(殆どは英語ですが)と日本語訳の用語の区別とか内容を、似たものは全部ひとからげにごちゃ混ぜにして、勘違いも甚だしい暴論をふっかけてくるのが多いんですよね。
用語の違いを理解できていないのに、やたらとその間違った用語の使い方をして自慢げな人が多いのは、どの分野でもいるんですが…困ったもんですよ、こういう手合いは。
単に軍事費を増やして防衛力を増やしただけでは、朝鮮や中共政府がより強気に軍事強化に乗り出してくるだけでしょうし、国際世論を操ることにかけては中共政府は世界でもトップの能力を持っていますからね。
言葉には気をつけろといいますが、細かい言い回しの揚げ足取りをやって、相手の足を掬うのは、外交の基本でもありますから。
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