2009年7月11日土曜日

最後の聖戦 老人と宇宙3 / ジョン・スコルジー



「老人と宇宙」シリーズ第3弾の完結編、ですが、店頭で見つけた時は「まだ続いてたんかい?」という気持ちの方が大きかったですね。
1作目では、相対性理論により宇宙空間を旅すると一気に何十年何百年経過して、みたいな描写があって、それが話を進める上での重要なキーになっていたのですが、本作ではスキップ(たぶん英語では"skip"で世間でいうワープ航法)しての移動では一切時間が掛からないことになっています。当初とは航法が変わったんだっけ??2年前に読んだっきりなので忘れてしまってますが(苦笑)
主人公があまりにも英雄的すぎるのも、なんかなぁという感じがします。広い宇宙に優れた人材が数人しかいないなんてあり得ないやろう?と、いつもこの手のヒーロー物を読むと思ってしまうのです。「老人と宇宙」の面白さは、そういう特別な才能を持ったヒーローが世界を救う的な陳腐さがないところにあったのですが、今回はもろに古くさい陳腐な寸劇になってしまってますね。

空白の桶狭間 / 加藤 廣



信長の棺シリーズ3部作の外伝というべき小説です。3部作が信長の死の謎に付いてのものだったのですが、本作は桶狭間の戦いの謎についてのものです。
実際、桶狭間の戦いについては謎が多いというよりも、あそこで戦いがあったこと自体が謎ですし、ましてや今川義元の首が取られるのは、いくら奇襲といえども不思議以外の何物でもありません。
この小説で語られているようなことでもなければ、あり得ない話なのですが、でもここでの話もあり得るのかなぁ。


2009年7月7日火曜日

宇宙を織りなすもの (上・下) / ブライアン・グリーン


宇宙を織りなすもの――時間と空間の正体 下

エレガントな宇宙―超ひも理論がすべてを解明するの著者による続編ともいうべき、宇宙というか空間と時間の正体について、現在まで判っていることを判りやすく説明された解説書です。
リサ・ランドール博士のワープする宇宙―5次元時空の謎を解くよりは、こちらの方が私には理解(していると錯覚)しやすかったです。

なかなか理解できないことがほとんどなのですが、それでも何点か今まで疑問に思っていて納得できなかったことが氷解しました。けど更にそこから前以上の疑問点が生まれたので、疑問は増える一方なのですが(苦笑)
取り敢えず、ワープ航法と転送移動はまだまだ無理のようです。



2009年7月5日日曜日

【BMW雑記帳】X1正式発表

ティザー広告とか迷彩塗装したスクープ写真とかが出回っていたX1ですが、正式に発表になったようです。
でも1シリーズベースではなく、次期3シリーズベースだとかって雑誌で書かれてますが、そもそも1シリーズ自体3シリーズとプラットフォームの共通化がされてたんじゃなかったっけ?
Xシリーズのサイズを比較してみますと
車種全長全幅全高ホイールベース
X14450180015502760
X34585185516752795
X54860193517652935
X64885198516902935
ホイールベースからすると、X1は現行3シリーズとぴったり同じなので、現行3シリーズのプラットフォームを流用するのでしょうか?X3は次期3シリーズのプラットフォームを先取りか?

ちなみにMOTOR MAGAZINEが、AUDIとBMWの比較特集をしています。
上記のデータはそこからパクらせて戴きました。