2008年2月23日土曜日

Sports Illustrated, Swimsuit Issue 2008



一昨年はシャラポワちゃん、昨年はヴィヨンセで、今年は誰が表紙なのかと思ったら Marisa Miller というSuper Modelさんです。ファッション好きな女性ならご存じな有名人なのかな?私はSuper Modelは全然関心ないので、ググって知ったのですが(苦笑)
毎回見てて思うのですが、ポートレートの基本を押さえ、構図もビシッと決まった写真は見ていて気持ちいいですね。女性ポートレートを趣味とするアマチュアカメラマン達には、是非参考にして貰いたいです。
それに雑誌社もこの特集号だけは売れるからか、モデルもトップクラスが勢揃いで、ロケも世界中で行っていて、金掛かってるなぁと。日本の雑誌がけちくさく見えてしまいます。
後ね、広告も水着特集に合わせて専用の広告を掲載するのですが、そのセンスも素敵です。ホンダのシビックの広告なんかも芸術的なセンスを感じるのですが、日本国内のセンスのなさに比べると、とても同じメーカーの広告とは思えません。


ジャガイモの世界史 / 伊藤 章治



南米原産のジャガイモとサツマイモは、その生産性&栄養価の高さで世界中に広まり、何度も飢饉から人類を救ってきました。
日本ではサツマイモの方が、救荒作物として江戸時代に広まっていましたが、ジャガイモの方は明治末期以降に日本で広まったようです。
欧州ではパンよりもジャガイモが主食になっている国があるくらいで、高い人気があります。
そのジャガイモの歴史を追いかけているのですが、飢饉の話が中心になっています。
麦が豊作の時は、人はそちらを選ぶのですよね。でもこれから先、世界の人口が増え続けているのに農業生産は減る傾向にあり、温暖化の問題もあって、世界的な飢饉が訪れる可能性が高くなってきています。
そんな時には、再びジャガイモやサツマイモが見直されることになるのでしょう。


2008年2月17日日曜日

【BMW雑記帳】マーレーのピストン

車とは全然関係ないのですが、フィギュアスケート4大大陸で優勝された高橋、浅田両選手の演技は素晴らしかったですね。20年前にはやろうとすることさえ考えられなかった4回転を2回も決めたり、ビールマン以外には誰もできなかった独特のスピンも当たり前のように使われています。
25年程前、日本では渡辺絵美さんが銀盤の妖精と持て囃されていた頃は、女子で3回転ジャンプを成功させれば優勝できました。が、今では女子でも3回転ジャンプは決めて当たり前で、(今回は失敗してしまいましたけど)4回転を飛べる安藤選手なんかもいるくらいで、人間の進歩というのは凄いものだなと思わされました。

さて、世界中の高性能カーの多くで使われているマーレーのピストン。ランエボXでも使用されているそうで、これまで(のマーレー製でないピストンで)は全数X線検査をしていたのが不要になってコストダウンになったのだとか。
昔々、バイクチューニングで有名なヨシムラが、レースでスズキ油冷エンジンのピストンの焼付けに悩まされていたときに、マーレー製ピストンを使うことになった話を読んだことがあります。
親子3代(つまり爺ちゃん、父ちゃん、息子)でやっている工場で、頼んでしばらくすると「これを組んで回したら、送り返してくれ」とピストンが1セット送られて来たそうです。そのとおりに送り返した後に「これを使え」と本番用のピストンが送られてきて、それを使ったらピタっと焼付けがなくなったのだとか。
こういうのを職人技というのでしょうね。その技が一子相伝(笑)で親から子に伝えられているのでしょうか、それから20年以上経つ今でもマーレーは世界最高のピストンを造り続けていると。
日本でもこういう技を持った職人さんというのは大勢いると思うのですが、性能が低くても安いものを求めるユーザーとメーカーがほとんどの世の中では、こういう職人技術は廃れていく一方なのでしょうねぇ。

そんな話とは全然関係なくMaseratiの書籍。