2025年1月1日水曜日

謹賀新年

 


2024年12月30日月曜日

水の惑星「地球」 46億年の大循環から地球をみる / 片山 郁夫

 水の惑星「地球」 46億年の大循環から地球をみる

地殻やマントルがこういう仕組みになっているのを初めて知った気がします。
水がないとマントル対流は起こらず、地殻変動も起こらないということも。

 

日本人が知らない! 世界史の原理 / 茂木 誠, 宇山 卓栄

 日本人が知らない! 世界史の原理

平和ボケの日本人ですが、いい加減に世界の酷さを知るべきですね。
「同じ人間なんだから話せば分かる」というのは、日本国内で日本人相手にしか通用しない論理であることを、知るべきです。

 

神と怨霊 / 竹田 恒泰, 三上 丈晴

 神と怨霊

目に見えないから存在するはずがない、ということを言う人がよくいるんですが、なら電波というものを見せてください(笑
科学的でない、というけど、今の科学で見つからないからないという証明にはなりません。将来的には科学的な説明ができるようになる可能性だってあります。

ということを、見えない人に言っても全然通じないんですけどね。
今の科学では説明できないものを見た経験のない人は不幸だと思います。


采女の怨霊:小余綾俊輔の不在講義 / 高田 崇史

 采女の怨霊:小余綾俊輔の不在講義

奈良・猿沢池は何度も立ち寄ったことがあるのですが、こういう謂れや行事があるのを全く知りませんでした。
だって行事がある時は、無茶苦茶混むから、とても行く気にはなれないんだもん。
無茶混みですけど、行事の意味分かって見に行ってる人は、一体どのくらいいるんだろうか。


兵站 重要なのに軽んじられる宿命 / 福山 隆

 兵站 重要なのに軽んじられる宿命

タイトルにある通り、重要なのに重要視されないんですよね。
飯が食えずに戦えるか、という理屈がアホな上司には分からない。
戦争/戰さに限らず、普段の生活や仕事でも兵站というのは非常に重要です。
物流の重要性も、結局は兵站の考え方を理解できてないと、理解できないのですが、物流に従事する人でも事務職だと理解できてないみたいようで。


孤剣の涯て / 木下 昌輝

 孤剣の涯て

宮本武蔵が主人公の豊臣政権末期の物語。
描き尽くされている時代と人物ですが、宮本氏の手に掛かると全く新しい世界が開けてしまうのが、いつもこの方の作品を読む度に、驚きと感動で嫁進むことになります。

 

天保からくり船 / 山田 正紀

 天保からくり船

時代劇かと思いきや、というSFですが…こういう落ちは夢落ちと変わらんと思うんだけどなぁ。

 

孤高の傭兵 傭兵代理店・斬 / 渡辺 裕之

孤高の傭兵 傭兵代理店・斬 

傭兵代理店シリーズも新たに「斬」シリーズの始まりです。
藤堂さんは傭兵として活躍するには、少々お歳を召したため引退のようで。
古武術宗家に生まれた柊真君が、本シリーズの主人公になって、世界平和を目指します。


<緊急発刊>ザイム真理教と闘う!救民内閣構想 / 森永 卓郎, 泉 房穂

<緊急発刊>ザイム真理教と闘う!救民内閣構想 

自民党政権がもうすでに死に体なのは間違いないのですが、かといって、代わりに与党になってまともな政権運営をできる野党もいないのが、今の日本の一番の問題ですね。
政策をしっかりと考える党独自のシンクタンク/ブレーンを持たず、官僚を政策ブレーンにするという大間違いで自民党はずっと政権を維持して来ているのですが、野党にもちゃんとしたシンクタンクがないからしっかりとした政策も打ち出せずにいるわけで。

 

官僚生態図鑑――ズレまくるスーパーエリートへの処方箋 / 森永 卓郎

 官僚生態図鑑――ズレまくるスーパーエリートへの処方箋

現代官僚の酷さは色々と昔から聞いてますが、まあもう何とも言えないです。
よくこれで行政がまわってるなぁ…。
日本国はこれからの世界を生き延びることができるのだろうか。


マンガ 日本を破滅に導くザイム真理教の大罪 / 森永 卓郎 (著), 前山 三都里 (イラスト)

マンガ 日本を破滅に導くザイム真理教の大罪 

ザイム真理教――それは信者8000万人の巨大カルト をマンガで分かりやすく解説した本です。
大蔵省時代は、まだ日本国民の生活向上と日本経済の活性化を進めていたのに、財務省になった途端に国民を貧乏のドン底に突き落とし経済三流国に転落させることに邁進するようになったか。


隠された古代史 記紀から消された古代豪族 / 瀧音 能之 (監修)

隠された古代史 記紀から消された古代豪族 

遺跡と記紀の内容を比較して、事実を洗い出そうという試みが、考古学界ではあるようです。
まあ遺跡の科学的解析と文字記録を照らし合わせるのは学問の常識ですが、これまではその常識が通じない国があった(今もあるか)わけで。

こういう研究が今後ますます盛んになり、真実が明らかにされることを願います。


2024年12月29日日曜日

自民党はなぜここまで壊れたのか / 倉山 満

 自民党はなぜここまで壊れたのか

先日の衆議院選挙で、自民党と公明党合わせても過半数割れになりました。
個人的には、未だに自民党に投票する人がこんなにいるのか、というのが不思議ですが。
自民党の利権絡みの既得権益を握っている人が、それだけ多いということでしょうね。

 

脱炭素化は地球を救うか / 池田 信夫

脱炭素化は地球を救うか 

脱炭素というのは、結局のところ一部の学者と政治屋の利権問題なんですよね。
世界中が騙されている。
本書はそれを暴こうという書。

温暖化で人類が滅びるというけど、本当にそうなら今より地球平均気温が3度くらい高かった縄文時代初期に、人類は滅びてますがな。
逆にその時代は世界中で文明が芽ばめてます。

 

弥生人はどこから来たのか: 最新科学が解明する先史日本 (587) (歴史文化ライブラリー 587) / 藤尾 慎一郎

 弥生人はどこから来たのか: 最新科学が解明する先史日本 (587) (歴史文化ライブラリー 587)

DNA解析や遺跡発掘が進んでも、まだ弥生人は半島人が列島に稲作技術を携えてやって来た説が払拭されていません。
本書もその前提で話を進めているところもあるので、説明に矛盾がある箇所が出ているような気もします。とはいえ、最新の研究成果を丹念に説明されており、歴史研究の状況を知るにはよい書だと思います。

 

加耶/任那―古代朝鮮に倭の拠点はあったか / 仁藤 敦史

 加耶/任那―古代朝鮮に倭の拠点はあったか

古代文献を丁重に紐解いて、純粋に学術的な視点で、半島南に倭の拠点があったかを論じた一書です。

遺跡発掘の状況を見る限りでは、半島南部が倭の勢力圏であったのは間違いないですが、今の歴史学界では文献的な証拠がないと認めないので、この書が学界に影響を及ぼすことになるでしょうか。

 

「黒塗り公文書」の闇を暴く / 日向 咲嗣

 「黒塗り公文書」の闇を暴く

国政の腐敗度は呆れ返るばかりですが、地方も勝るとも劣らない腐り具合です。
中身について語ると吐き気がしそうなので、ただただ本書を読んで、地方政治の酷さを実感してください。

 

古代天皇たちの真実 - 「紀年復元法」で浮かび上がる「日本古代史」の新たな地平 / 伊藤 雅文

 古代天皇たちの真実 - 「紀年復元法」で浮かび上がる「日本古代史」の新たな地平

「紀年復元法」については、本書を読んで頂くとして、その根拠は中国史の記法原則によるのですが、そもそも元の記録を残した人達がそれを知っているとする根拠がないと思うのですが。
一応、理屈としてはなんとなく理解できるのですが、ではそれを日本史作成の記法に適用して意味ある?というのが正直な感想。

 

噓だらけの日本中世史 / 倉山 満

 噓だらけの日本中世史

古代史に続いて中世史の巻です。
平安後期から戦国時代末期までを取り上げています。

巻末に南朝正統論について説明されています。
そもそもどちらが正統か議論しようとすること自体が、不敬であり意味のない論争なんですよね。
共産主義者が天皇制を亡きものにしたいために、吹っ掛けているとしか思えません。


【くるまのおと】 福野 礼一郎 の クルマ論評 9

福野 礼一郎 の クルマ論評 9 

年末恒例 (といっても発刊は11月8日ですが)のクルマ論評が発刊されました。
11車種の二番絞りが納められています。
またNSXを現代の視点から見直すも収録。

しかしなんですね、EV化をひたすら進めることを強要された欧州各メーカーですが、ここへ来て政治家達に梯子外されて大変な目に遭ってます。
EVと内燃機搭載車でプラットフォームを共用するというのは、そもそも無理があるのですが、それをやってしまったBMWなどは酷評されてます。
テスラが始めた、床にずらりとバッテリを敷き詰める方式で、今ではどのメーカーもEV車を作っているのですが、内燃機だと単にその分車高が上がって重心が上がって、走りがとほほになるわけで。
EV幻想もそろそろ終わるでしょうけど、ならどうするのがまだ見えない自動車の世界。