2013年9月27日金曜日

Leica RレンズをNikonボディに



Leica Rは一眼レフ欲しいなぁと思い始めた学生の頃から気になる存在ではあったのですが、如何せん一般人には高価過ぎて手が出せませんでした。
デジタル時代になり、LeicaがRを製造中止して、一眼レフは中判のSに移ってから、レンズが多少安くはなったのですが、激安というところまでは落ちていません。
Leica RのボディがミノルタのXDをベースに製造されていたので、つい最新までミノルタのXDマウントとバックフォーカスが同じだと思っていたのですが、実は全然違うのですね。
レンズアダプタを色々と漁っている時に、Leica-RレンズをNikon-Fボディに補正レンズなしで装着するマウントアダプタを見つけ、あれ?と思って調べたところ、なんとLeica-RのバックフォーカスはNikon-Fよりも0.9mm長いのです。
なので、Leica-RレンズをNikon-Fボディに装着することが可能なんですね。

以来、あちらこちらの中古屋さんとかeBayとかで、安いLeica-Rレンズを物色していたのですが、なかなかそれなりの程度でお手頃価格なのが見つかりません。
が、今回eBayでMacro-Elmarit F2.8/60mmを、安値で落札できました。
速攻でeBayでマウントアダプタを購入したのですが、こちらはAmazonで買った方が安かった...。

ただ、マウントアダプタといっても、そのままレンズに装着するのではなく、マウント部分を交換することになります。
何しろ、バックフォーカスの差は0.9mmしかないので、普通のアダプタ方式では対応できないんですよね。

到着したマウントアダプタは、リア蓋と交換用のマウントのみで、交換の仕方を書いた説明書などはなし。
仕方ないのでググって調べたところ、ライカRレンズをニコンで使いた〜い!【改造完全ガイド】というカメラ機材のネットショップのBlogが見つかり、こちらを参考にして無事に交換ができました。
惜しむらくは、この60mmレンズのプラスチックリングが、この改造完全ガイドで取り上げている50mmの薄いのとは異なり、かなり深いチューブになっており、取り出すのにかなり苦労してしまい、復元不可能な状態になってしまったことです。
綺麗に抜けていれば、後日元に戻すことが可能だったのですが。
まあたぶん、このプラスチックリングなしでも、取り敢えずはちゃんと動く状態で元のRマウントに戻せそうですが。

改造前のマウント周り。右側のぼけている銀色のが、交換するNikon-Fマウントリングです。

プラスチックリングを強引に取り出したところ。

マウントリングを外したところ。

なんかよく判らんけど、Nikon-Fマウントを装着するのに邪魔になる金具を外したところ。

無事にNikon-Fマウントに交換完了。

D3Sに装着したところ。一応、そのままで無限遠はちゃんとでているっぽいです。

週末にでも試写をしてみます。


(2013/09/28 21:10追記)
というわけで試写して来ました。
作例をこちらに置きましたので、ご笑覧ください。

2013年9月26日木曜日

【ZIESSコラム】レンズの快楽



レンズ談義になると、私も熱くなるタイプなのですが、いつも問題なのが「善し悪し」と「好き嫌い」を混同されることなのですね。
「善し悪し」も純粋な性能論と、人の目で感じる描写とは別問題なんだけど、それの区別が付かない人が多いです。
「シャープなレンズ」といっても、何を持って「シャープ」とするのかも人それぞれなんですよね。
最新のレンズを好む人もいれば、古い古いレンズを好む人もいる。
問題は、そのレンズを撮ってどういう写真が撮れるかなんだけど、それの話もどこかへすっ飛んで行ってしまうことが多いですね。

私は、それぞれのレンズの特性を掴んで、自分の撮りたいイメージに合ったレンズを選択して、頭に描いた絵が撮れることを目標にしています。
どのレンズがいいかは、その時の気分と被写体とシチュエーションによるので、これが最高!というのは基本的にないんですよね。
#まあほとんどのシーンで素晴らしい写真が撮れたPlanar T* F1.2/55mmという化け物レンズがあったけど、デジタル時代になってこいつを活かせるボディがなくて、泣く泣く手放しましたが。

9月24日にフルサイズのNEX-9が発表になるという噂が頻りでしたが、結局発表されず。
#代わりにハイレゾ再生の新世代Walkmanが発表されました。
10月下旬に米国でショーがあるとかで、それにフルサイズNEXが発表されるかも。
5年前に発売されていれば、F1.2/55mmとF1.2/85mmを手放さずに済んだんだが....。

【くるまのおと】ルノー・ルーテシアのすべて



フェラーリ教の教祖 清水氏曰く「おしゃれなPOLO」。
つまり、POLO並のしっかりした走りやボディの造りだけど、POLOのような素っ気ないデザインではなくおしゃれな外観をしている、ということで、このクラスのクルマに対する最高のほめ言葉ですね。
更に元日産のデザイナー前澤氏も絶賛のプロポーション。
癖のあるデザインだけど、確かにカッコイイです。
それでいてお値段もサイズも非常にお手頃。
マジで次期戦闘機に欲しい。



が、RSが10月に発表らしい。
となれば、となれば、RSを待つしかないやんか!

モーターファン別冊「ルーテシア ルノー・スポールのすべて」が11月中旬発売とのことなので、発表が10月で発売が年内ギリギリってところか?

2013年9月25日水曜日

宰相のインテリジェンス / 手嶋龍一



外交交渉には確かな情報と綿密な分析が必要ですが、今の日本にはどちらも欠けてしまっているんですよね。
お陰で米国には呆れられ、中国と韓国には侮られる。
ここに書かれていることは、限りなく事実に忠実で、著者の思い込みや推測、憶測、妄想などは極力排除するようにされている跡が見て取れます。
今の世界情勢に置ける日本の立ち位置がどうなっているのか、皆さんには是非これを読んで知って欲しいです。