2003年11月7日金曜日

Dream Tide : Dreams for the Daring

販売元 ビクターエンターテイメント
発売元 マーキー・インコーポレーティド
ドイツのFear WarningのギタリストHergeが、中心となって結成したDream Tideの2枚目。
メンバーの内3名が元Fear Warning(正確にはキーボードはツアーメンバー)。しかもボーカルはカバーバンドをやっていたというだけあって、歌い方も声質もよく似ている。楽曲もHergeがそのまま担当しているわけで、新生Fear Warningと言っていいようなバンドです。
で、1枚目もこの2枚目も、もろFear Warningです。ファンだった方は必聴です!!

銀河同士の衝突

昨日、最も遠い銀河が発見されたと思ったら、今日は最も近い銀河が発見されたそうな。近いというか、我々の住む銀河が別の銀河と衝突してるのだそうな。
http://astro.u-strasbg.fr/images_ri/canm-e.html


昔読んだ小松左京氏だったか横じゅん氏だかのSFで、他の銀河から来た宇宙人が、地球の所属する銀河と自分達の銀河が衝突するので、それを回避するために地球へやってきたという話があったなあ。
SFネタとしては割とある話なのだけど、実は既にぶつかっていた!ということで、今後このネタは使えなくなりました。事実は小説より奇なり、とはよく言いますが、正にそういうお話。

宇宙はブラックホール

ハワイに設置された「すばる」により、これまで発見された銀河よりも更に遠い要するに今のところ最遠の銀河が次々と発見されているそうです。今朝の新聞では128億光年以上も遠くの銀河が発見されたとか。


で、これだけ遠いと離れていく速度もかなり速いものとなるんでしょうねぇ。どのくらいの速度で遠ざかっているかは、書かれていませんでしたが。
ちょっとgoogleってみましたが、膨張速度がどのくらいかは見つからないですねぇ。
宇宙の端は光速で膨張している、と言われていますが、光速を超えていると観測が不能なので、光速で移動している所が端に見える、ということのようですね。
で、その端に近いほど速度が速くなるわけですが、端の近傍にある物質は、宇宙の膨張に伴って非常に速い速度で端というか宇宙の外側に向かっているはずです。それが光速に近くなると、質量は急激に増大していくわけですから、宇宙は外側の方が質量が大きく引力も大きいということになるはずです。
つまり宇宙内部の星は、外側に向かって落下しているところだと言えるのではないかと思うのです。
外側に向かって永遠の落下を続けると、質量のある物質でも極めて光速に近い速度になるわけで、そうなると質量もほぼ無限大と言える大きさになります。
これはもうブラックホールです。つまり、宇宙はブラックホールに包まれていて、そこへ永遠の落下をしていることになるのではないか?
という妄想を高校生の頃から抱いているのですが、未だにその妄想をうち消してくれる宇宙理論に行き当たらず、意外とその妄想は真実に近いのでは?などと思ったりするのです。

2003年11月6日木曜日

DGM : Hidden Place

販売元 ビクターエンターテイメント
発売元 マーキー・インコーポレーティド
イタリアのメタル・ハード・ロック・バンド「DGM」の2枚目のアルバム。
情緒的なメロディカルなハード・ロック。
これを聞いて気に入ったので、1枚目も買ったけど、こちらはイマイチですね。悪くはないけど、2枚目の方が楽曲も演奏もいい感じ。
先に1枚目を聴いて、2枚目にするとよいかも。

海皇紀

河原 正敏 著 月刊少年マガジン連載中
現代文明が滅び、10世紀頃の文明レベルまで退化した未来を描く物語。


「修羅の門」という格闘技漫画史上に燦然と輝く名作の後の連載だったので、作者のプレッシャー足るや並ならぬものがあったと思います。
しかし、理屈抜きに「面白い!!」。
帆船による戦いが、物語の中心になっているのですが、風を利用した船とはこういうものなのか、と妙に納得させられてしまいます。ヨットに乗る人達が、今でもモーターボートではなく帆船に拘るのかが判るような気がする....だけでしょうけど。
毎月読み終わった後、更に数回読み返し、そして次号が待ち遠しくなる。そんな漫画も段々少なくなっていますが、この物語はそういう素晴らしい作品です。

2003年11月5日水曜日

秦の始皇帝

津本 陽著 ハルキ文庫
秦の始皇帝の生涯を描いた小説、というか歴史。
史実に忠実に書かれている模様。


皇帝という称号を始めて使ったのが、この秦の始皇帝だったんですね。中学の歴史の授業では、中国の各王朝の初代はみんな「始皇帝」である、ということ聞いたのですが、どうも違うっぽい。中国全土を制覇した王朝が始めてで、単に「王」では物足りないということで「皇帝」という称号を創ったとのこと。
始皇帝は紅毛碧眼で白人だったという説を聞いたことがあるのですが、これにはそのことについては触れられていません。ただ秦という国は、元々今の中国の西部にあった国で、遊牧民族だったということなので、東アジアにいたペルシャ系民族の国だった可能性は高いのではないかと、個人的には思ったりしています。
この小説では、秦国の王子が世話になっていた商人の囲い者の踊り子に一目惚れして貰い受け、その踊り子との間にできた子が、後の始皇帝ということになっています。更に実はその踊り子は、商人の子を宿したまま王子に嫁ぎ、王子の子と偽って生んだと。つまり始皇帝は秦国の血は引いていないとう話です。
が、商人は韓人(今の韓国とは無関係な、大陸中央西部にあった国)、踊り子は趙人(大陸北西部にあった国)でどちらも新モンゴロイド系の人ですから、もし始皇帝が紅毛碧眼ということであれば、秦人であるはずなので、まごうことなき秦国王子の血を引いていることになります。
そういう展開だと面白くないから書かれていないのか、中国大陸に白人の国があったはずないという考えで書かれていないのか。
まあ、どちらにしても、酒宴の踊り女つまりは娼婦の子なのは間違いないのですけどね。

Carl Zeissレンズ

ネットで知り合った写真仲間が、趣味で作成していたCarl Zeissレンズを中心とした機材解説のサイトを、閉鎖することになりました。


彼がそれまでにCarl Zeissレンズに対して抱いていた憧憬のようなものが、近頃は感じられなくなったため、サイト閉鎖を決めたとのことです。
SONY のビデオカメラやデジカメに採用されるようになって、極一般の人達にも知られるようになったCarl Zeissレンズ。古くから写真を趣味にしている者には、Leicaと並ぶ垂涎の的でした。70年代に、カメラ本体を日本のメーカーに開発製造を移管、同時にレンズも日本での製造を一部開始。これにより日本のマニアには、容易にCarl Zeissレンズが楽しめることとなり、早30年近くが経ちます。
写真を趣味とする人達には、Carl Zeissレンズに対する伝説がまことしやかに語られ続け、今でも写真雑誌はその神話を伝え続けます。
しかし、30年前の神話が未だに通用するほど、世の中は甘くありません。確かに最新設計のレンズは高性能を誇ります。が、30年前に設計されたレンズは、既に数値的性能では日本メーカーの最新レンズに及びません。
私は今でも古いものを含めて、Carl Zeissレンズが好きですが、実際の所、使うのは新しいものが多くなって来ています。神話や伝説を、見直す時期が来ているのかも知れません。

2003年11月2日日曜日

【BMW雑記帳】チューニングの妙技

今月はBMW関係の記事が見当たらないと、先週のコラムで書いた直後に、いくつかの雑誌でBMWネタが掲載されているのを見つけてしまいました。勤務先近くの書店では、車関係の雑誌の種類が少なくて、メジャーなのを一通り網羅するにも、数カ所の書店を巡り歩かなきゃならないのですよね。
WIZZEMAN(ってこんなスペルだったかな?)で、E46 3シリーズの特集をしています。CGの表紙が新5シリーズで、ロードインプレッションが掲載されています。Motor Magazineが「特集:BMWの真価を問う」と題して、カラーページ50ページ以上を費やす、大特集を組んでいます。

で、今週のタイトルについてなのですが、今月のオート・ジャンブルの特集で、AUDIが新たに採用したDSGについてのものがあります。DSGというのは、以前ポルシェがPDKという名称でレースカーに採用していた、ギヤチェンジの時の駆動力の切れる時間をなくすという仕組みです。
PDKが最初に登場してから、市販車に応用されるまで約20年という年月が必要でした。一番の問題は、レースのような限定された環境ではうまく働く予測制御が、一般の多種多様な走行環境にはなかなか適応できないことだそうです。
この特集の中で「チューニングするドライバーと、それを理解する技術者がいないとここまでうまく作れない」という言葉があります。欧州車がいいと言われ国産車が未だに駄目と言われる原因として、このドライバーと技術者のお互いの理解がなされているかどうか、が上げられています。個人的にも、国産車というのはカタログに書きやすい技術−ハード的な物を重視するのに対して、欧州車はカタログには書かれない技術−ソフト的なものを重視しているような気がします。
まあ一番の問題は、欧州の一般ユーザーや技術者は車の運転がうまい人が多いけど、日本には運転のうまい一般ユーザーや技術者がほとんどいない、ということでしょうね。