2006年11月4日土曜日

顔料インクジェット用の写真用紙色々

私はEPSON MC-2000から顔料インクプリンタを使用しているのですが、MC-2000を購入した頃は顔料インクに対応した写真用紙は純正用紙くらいしかなく、思った通りの印刷結果を得られずに苦労していました。まあその頃はカラーマネージメント校正器はとてつもなく高価でしたし、デジタルプリントの知識もほとんどなかったせいもありますけど。
まあ事ある毎に色々な用紙を試してみて、最近はキヤノンの純正紙を主に使っています。特に両面印刷可能な光沢紙はCANON スーパーフォトペーパー・両面しかないので、アルバムで手造り写真集を作る時には、これがないと始まらないくらいです。
片面印刷は断然にCANON プロフェッショナルフォトペーパーですね。他の用紙だと潰れてしまう黒が、この用紙では潰れずにCRT上の階調を綺麗に再現してくれます。

そんな中、ヨドバシに行って新しい用紙を見つけ、買って試してみたところ、なかなかよさげなのがありました。
KOKUYO KJ-GT1515 プロフェッショナル用紙です。
片面なのですが、キヤノンのプロフェッショナルフォトペーパーと同等の表現力を示してくれました。
キヤノンの方は、Amazonで12枚入り1,260円なので105円/枚、コクヨは同じくAmazonで30枚入り1,868円の62.3円/枚と非常にお安くなっています。

それ以外にもILFORD GALERIEというのが面白そうだったので、SMOOTH GLOSSという方を買ってきました。こちらもコクヨのプロフェッショナルペーパーに負けない再現性を示してくれ、かつ25枚入りがヨドバシ価格1,680円の67.2円となかなか健闘のお値段。でもこちらは私の好みとしてはちょっと光沢感が足りない(というか、光沢感を押さえた用紙なので当たり前ですが)。なので、あまり光沢感が派手なのが嫌いな方には、コクヨよりもILFORDの方がお勧めですね。



2006年10月31日火曜日

天下城 (上・下) / 佐々木 譲



大阪城を始めとして、戦国時代に建てられた城の石垣を見るたびに、一体どうやって組んだのかと不思議に思います。ピラミッドみたいに綺麗な四角に切り揃えてあるわけではなく、自然石の不揃いなままをきっちりと組み合わせて形を造り上げるのですが、どうやってあんな組み合わせを考えられるのだろうかと不思議で仕方がありません。そうか?と思われた方は、今度城の石垣を見る機会がありましたら、どうやって組み合わせを決めるのかという視点で眺めてみてください。

さて、本作はその石垣を築いた「穴太衆」と呼ばれる石組み職人の物語です。石組みの集団は他にもいたようですが、穴太衆の組む石垣は特に頑丈で、穴太衆が関わった城は落とすのに苦労するとか。
そのためか、信長や秀吉等は穴太の職人衆を非常に大切に扱ったようです。

スーツの話でもそうですが、現代では職人の優れた技を理解する人がほとんどおらず、そのため後継が育たず、どんどん技術が失われていってしまうのは、残念です。

天下城〈下〉


2006年10月30日月曜日

ナポリ仕立て―奇跡のスーツ / 片瀬 平太



王様の仕立て屋~サルト・フィニート~の原案を担当されている片瀬氏と池田哲也氏が雑誌BRIO (ブリオ)で連載していたコラムを1冊にまとめた書です。

バブルの頃、ン十万円の吊しのブランド物をこぞって買っていた人達がいました。白人の体型に合わせた既製服なので日本人にはサイズがちゃんと合うわけもなく、サイズが合わないから大きめのを買いダブダブしただらしないスーツを着ることになるのですが、そのダブっとしたのがいかにもイタリアブランド物のスーツということで持て囃される、という訳の判らない流行が一時期あったんですよね。流石に今はそんなことはないでしょうけど。
私はなで肩猫背というスーツが最も似合わない体型で、吊しのでは着れないため(社会人になって初めてスーツ買いに行ったら、売り場のおばさんに入るなりいきなり「あなた既製服は無理よ。注文じゃないと」といってオーダーの方に回されてしまったくらいで)、流石にフルオーダーは無理なのでイージーオーダーで仕立てています。仮縫いなしのイージーオーダーでも、それなりに着心地のいい、身体にピッタリとした仕立てはできますし、生地やデザインは自分の好みを反映して貰えるので、既製服しか着たことがない方は一度試してみることをお勧めします。

さて、本書はフルオーダースーツの究極と謂われるナポリ仕立てについて、色々と書かれています。ナポリ仕立ては見た目よりも着心地重視で、客の体型に合わせるためしつこいくらいの仮縫いを繰り返し、身体にピッタリとフィットしながら動きやすいという魔法のような服だそうです。
是非一度はそういう服を着てみたいと思うのですが、徒弟制度の崩壊やサイズの合っていない既製服をありがたがる世の中では、技を伝える職人さんが段々といなくなっているそうで、果たして着ることは叶うのかどうか。

でも実は、フルオーダースーツというものを一度経験しておこうと、梅田にあるフルオーダー専門店に注文を出しているのですよ。先週仮縫いが終わったばかりで、後半月程すれば完成のはずなのですが、果たしてどんな仕上がりになるでしょうか。


2006年10月29日日曜日

【BMW雑記帳】祝!AUTO jumble復刊!

モーターファンが復活したと思ったら、今度はあのオートジャンブルがオートジャンブルEXとして復活です。とはいえ"EX"は別冊という意味らしく定期刊としての復活ではないそうですが、早く定期刊としての復活をして欲しいものです。

さて、今月の雑誌ですが、BMWの記事はあまりないようで、ウィズマンがBMWの特集をしているくらいのようです。
後はル・ボランでケイマン vs Z4をしているくらいでしょうか。

パリ。サロンの特集をどこもしているのですが、BMWは目立ったものはなく、寂しい状況ですね。まあ3クーペが発売されたばかりで、しばらくは新モデルの発表はないのかも知れませんが。
スクープ記事では、新3シリーズカブリオレはハードトップ格納式になるとか、新しい7だとかは出ていますが、私が期待の3ドア1シリーズは気配すらありません。





実は一昨日金曜の晩に、BMW-ML関西班の飲み会があったのですが、「130iを買うって言ってたのはどうなったんですか?」と結構しつこく言われました。「知り合いで買った人の後席に乗せて貰ったけど、パワーありすぎてとても公道は走れない」「5ドアはやっぱりデザインが格好悪い」などと交わしていたのですが、あれがもうちょっとスマートなデザインの3ドアハッチなら逝ってたと思うんですけど...。
5名集まって、1名E30、2名E36、1名Not BMW、1名 M5 + Pだったのですが、最新モデルが1名だけというのは寂しいですね。BMWだけに限らないと思うのですが、新しいモデルは機械的には素晴らしいけど、クルマとしてはつまらなくなって来ていて、どうしても買い換えたいという欲求が起きないのですよね。
国産車に乗っていた頃は、走行距離2万km超えたらボディガタガタで乗り続ける気にならないし、新しい車に負けない魅力も特にないし、故に新車買って最初の車検前に買い換えるというお大尽なことして車のローンでヒイヒイ言ってましたけど。
家の子は8年45,000kmを超えて、(消耗部品をこまめに換えているせいもあって)益々快調ですし、今時5ナンバーのFR 3ドアハッチバックなんて他にないし、とても買い換える気にならないです。
買い換える気になるようなクルマが、早く登場してくれるといいのですけどね。

富士通製ノートPCでも発火事故

SONY製リチウム電池による発火事故が相次いでいますが、大丈夫といっていた富士通でもとうとう発火事故が発生した模様。
富士通製のノートPCが手元に2台ある身としては心配なので、調べてみたら2月に購入した方がビンゴ!でした。もう1台はもう4年以上前のなので問題はないのですけどね。
速攻で交換を申し込みました。交換のバッテリーが送られてきて、それを受け取ってから問題のあるバッテリーを送付するとよいらしい。
問題は、いつバッテリーが届くかでしょうね。