2011年8月20日土曜日

虚無回廊 / 小松左京



氏がお亡くなりになった直後に、梅田の大型書店で追悼コーナーができてまして、その中でこれはまだ読んでなかったので、3巻まとめて買って来ました。
小松氏らしいスケールが巨大な話なのですが、三巻目の巻末インタビューを読むと、スケール大きくし過ぎて、ご本人もどうやって終わらせようかというところだったようです。
残念ながら、掲載誌が休刊して連載が止まったままで、再開される前に逝かれてしまい、未完の中途半端なままで終わっています。

連載が開始されたのが1986年2月号からとなっていますので、既に25年も経っているわけですね。
しかし今の時点で見ても、斬新なアイデアが大量につぎ込まれており、本書の主人公であるAEなどは、本気で人類が研究を進めていかなきゃならないものなのではないかと思います。

虚無回廊〈2〉 (ハルキ文庫)
虚無回廊〈3〉 (ハルキ文庫)

2011年8月19日金曜日

【iPhone4】VAPOR4にストラップ着装

VAPOR4はヘキサボルトで装着するようになっているのですが、そこへ適当な金具を付ければストラップが着装できるんじゃね?と考えたのですが、実際ググればやっている人いるんですよね。
ちょうど普通の携帯の方のストラップを交換するのに、貴和製作所の店頭でパーツを眺めていて、これとこれとこれを組み合わせれば行けそうだなぁ、と考えて試してみました。
VAPOR4の色がBlack/Bloody Redなので、チェーンとかの色は「古美銅」という古びた赤銅のにしました。
最初にVAPOR4との留め具に使ったのが1日で折れてしまって、別のにしてなんとか行けたかなぁというところです。iPhone4 + VAPOR4って結構質量あるから、しっかりとしたのでないと保たないんですよね。

チェーンストラップの全体図。写真だと色が黒ずんでしまって判りにくいですが、赤銅色の渋い色です。

VAPOR4とチェーンの着装部分。

色々とアレンジできるので、皆さんも挑戦してみては如何?

携帯ストラップ交換

今使用している携帯電話mirumo 943SHに機変した時に、梅田ヨドバシの携帯ストラップ自作パーツコーナーがあって、そこで購入したパーツを使ってメタルチェーンのストラップを自作したのですが、そのチェーンのメッキが剥げ剥げになってしまい、交換しようとヨドバシに行ったのですが、その自作パーツコーナーがなくなってしまっていました。
困ったなぁと思っていたら、女友達が「じゃあアクセサリ屋さんでチェーン買って作ったら?」とヨドバシの専門店街に入っている貴和製作所という自作アクセサリのパーツ店を紹介してくれて、そこでチェーンを買って来て交換しました。

交換した全体図。手前が古いチェーンで真っ黒でしょ。

拡大図。手前が古いチェーン。

帰宅してチェーンを交換した後、WebSiteのカタログを眺めていたら、携帯本体に付ける紐の部分のパーツも売っていることに気が付いて、また行って購入して来ました。
なので、今は上の写真のように薄汚れた紐ではなく真っ白になっています(笑)
このアクセサリパーツを使ったストラップはお奨めですが、パーツが5個くらいまとめて売られているので、コストパフォーマンス的にはちょっとよくないかも。まあそれでも500円程度でできてしまいますけどね。

ちぇんごく (上) / 宮下英樹・本郷和人



センゴク・シリーズの作者 宮下英樹氏と東京大学史料編纂所准教授 本郷和人氏による、戦国時代のイロハについて判りやすく解説した歴史入門書です。
なかなか面白いです。飲み会の時に蘊蓄を語るのによさげなネタを仕込みたい人にお奨め。

メカニック

メカニック

ジェイソン・ステイサムが主演ということで観て参りました。
けど、本作は人気がないのか、いつもいく映画館では上映していなくて、行ったことのない映画館まで観に行く羽目になったのが残念です。まあ行ったことないところ行くのも、それはそれで楽しいのですが、駐車場への入り口に回るのに遠回りをしなきゃいけなかったり、何かとトラブルが出るのでねぇ。

チャールズ・ブロンソン主演の同名映画のリメイクなんだそうですが、オリジナルの方も観たくなるくらいに、面白かったです。なんでこんな面白い映画が人気ないのだろう?
まあジェイソン・ステイサムは、いかにもアクション俳優という風貌で、他の役柄を演じにくくて主演作が限られるし、無骨な外見だから男性俳優にも可愛らしさを求める日本人には向かないのかなぁ。

2011年8月16日火曜日

暗殺者メギド / 渡辺裕之



傭兵代理店の渡辺氏による、SFアクションです。
まあ傭兵代理店も、純粋に軍事物といいつつも現実離れした展開があって、ちょっとSFっぽさを感じさせるものがありますが、こちらは純粋にSFアクションです。
9月にこれの続編が刊行されるそうなので、傭兵代理店とシックスコインに続くシリーズになるようです。


2011年8月15日月曜日

とうふ処 豆雅傳

とうふ処 豆雅傳

京都三条にある豆腐屋さんです。1階が(しゃれた感じの)豆腐屋さんですが、2階が食事処になっていて、メニューが全て豆腐、湯葉、雪花菜など大豆から作られた料理になっています。
ダイエットをしている方には特にお奨めかと思います。
お味の方もなかなかのものです。
小さい店舗ですので、お昼時や夕飯時は満席のことが多いので、ご注意を。

今夜は豆腐ハンバーグ定食を食しました。

連れて行った甥っ子姪っ子が、豆乳抹茶ソフトクリームに興味を示していましたが、定食を食べ終わった後はお腹いっぱいで、欲しがりませんでした。

大わらんじの男(四) 八代将軍 徳川吉宗 / 津本陽



将軍となって、幕府の財政や体制を徐々に改革していく過程が、第四巻目です。
江戸時代の年貢というのは、六公四民が多いと聞いてしましたが、天領に関しては三公七民という低い年貢率だったとか。それも代官が豪華接待や袖の下と引き替えに、作付けが方策でも不良という扱いにして年貢率を下げていたのだとか。
それをきちんとチェックする体制が幕府になかったというのも不思議ですが、世襲が当たり前になっていたため、代官もやりたい放題だったということなのでしょう。
この改革で吉宗が苦労したのが、役人が不正を働かないようにするシステムをどうすれば構築できるか、だったようです。自分達の懐を潤すために、幕府の財政危機を招いていることには気付かない、気が付いたとしても自分さえよければいい、という状態だったみたいですからね。
この辺りは現代の役人の姿勢も変わらないから、時代の問題というよりは、人間の本質みたいなものなのですかね?