2023年8月16日水曜日

日本とユダヤの古代史&世界史 - 縄文・神話から続く日本建国の真実 / 茂木 誠 , 田中 英道

ユダヤ文化が古代日本に到来して、日本の文化を形成する元になったのは間違いないと思っています。
実際にユダヤ人がどれくらい来たかは、色々と論があるでしょうが、ある程度の人達が渡来したのも事実だと思います。
蘇我氏がユダヤ系というのは、どうかなぁ?というのが私個人的な感想ですが、否定し切れるかというとそうでもないので、可能性としてはあり得るのかも知れません。

現代の世界情勢の中で、日本という国と文化が生き延びるにはどうすればよいか?ユダヤ人脈に助けを求めるのも、一考かも知れません。
日本の歴史教育は、戦後共産主義者によって、ボロボロにされているので、古代からユダヤと日本が深く結びついていることを、認める人はまだまだ少数派です。

第三のチンパンジー 完全版(上/下) 人類進化の栄光と翳り / ジャレド・ダイアモンド


 ダイアモンド博士の著書は数冊読んでいるのですが、これが最初のご著書とは思ってませんでした。
チンパンジー、ボノボ(以前はピグミー・チンパンジーと呼ばれていたが、今ではチンパンジーと別の種に分類されています)に続く、第三のチンパンジーとしてヒトという種は生まれたというのが、本書のタイトルの由来です。
チンパンジーとヒトはどこが違うのか、何が違いをもたらしているのか、について語られた大作です。

ヒトは今の所、多くは一夫一婦制を採用していますが、世の中の実情を見ると、破綻していますよね。
チンパンジーやボノボは、乱交制を取っていて(しかもボノボは相手が別性同性関係なし)、ヒトも本来はそちらの方が向いているんじゃないかという気もします。
子供を育てる関係で、一夫一婦制の方が都合がいいのでしょうけどね。


超遺伝子(スーパージーン) / 藤原 晴彦

通常、遺伝子が親から子へ引き継がれるときには、ACGTの3つの組み合わせ1⃣組単位で行われるのですが、オスとメスの遺伝子組み換えの影響を受けずに、複数組の塊がまとめて引き継がれることがあるそうです。
そのような遺伝子を、超遺伝子と呼ぶそうで、組み換えが起きると役に立たなくなるような遺伝子セットの場合に、まとめて相伝するような仕組みになっているのだとか。
一体、生物の進化でそのような都合のよい仕組みが、どうやって確率されるのか。
生命の仕組みを知る度に、不思議で仕方がなくなります。


2023年8月15日火曜日

【くるまのおと】ROADSTER BROS. (ロードスターブロス) Vol.24 (Motor Magazine Mook)

まだどこのクラブにも入っていないので、ロードスター友達もいないのですが、機会があればファンミに行ってみたいですね。


【くるまのおと】進化するエンジン技術―課題克服のための発想と展開 / 井坂 義治

元ヤマハのエンジン設計者による、エンジン技術の解説書です。
著者の経験から解説されているのですが、5バルブエンジンについてはサラッとしか書かれていなくて、ちょっと残念。
とはいえ、初耳なことも多くて、勉強になりました。


Swimsuit Sports Illustrated Magazine 2023

 

 

 

今年もポートレートのお勉強の季節がやってまいりました。
#とはいえ、昨年は投稿するのを忘れてたみたいだな。
今年は表紙が4種類。中身は同じですけどね。
私は女優のMegan Foxさんのを選びました。
にしても Amazonでの販売価格がエライことになってるな。
私は紀伊国屋の洋書コーナーで買いましたが、それも例年に比べて倍以上になっている感じで、驚いたのですが。
円安のせいなのか、米国のインフレのせいなのか。


カラー版 マヤと古代メキシコ文明のすべて / 青山 和夫 (監修)

スペインにあっさりと滅亡させられたせいか、古代中米に存在したマヤを始めとする高度な文明の存在は、世界から無視されているように思います。
実に高度な知識に基づく文明が存在したんですけどね。
その高度な文明の基礎知識を解説した入門書ですね。
知っておいて損はない知識が満載です。


日本史の謎は科学で解ける / 三澤 信也

中高生に科学を教えている先生が、中高生にもわかりやすいようにと書かれた解説書みたいです。
中高で学んだ科学をすっかり忘れてしまった大人にも、理解できるように解説されてます。

ここに書かれていることは、日本史を解明するのであれば知っておかなければならない基本的な知識だと思うのですが、残念ながら日本史専門の方々は科学知識がないのか無視しているのか、科学によって否定/肯定されることと逆を唱えることが多いような。
船と操船や海流の知識がないと、半島や大陸との行き来について語れないと思うのですがねぇ。


マルドゥック・アノニマス 8 / 冲方 丁

アノニマスになってから、全然話の展開が進みませんが、今巻は多少進展があったような気がします。
にしても、いつまで続くのか。


2023年8月14日月曜日

機龍警察 未亡旅団 / 月村 了衛

氏は文庫化が嫌いなのか、単行本発刊から9年経ってやっと文庫化。
タイトルでは中身がさっぱり想像付かなかったのですが、こういうストーリーだとは。

イスラム教の男尊女卑は有名ですが、本当にコーランにそういう風に女性を扱えと書かれているんでしょうか?
教祖ムハマンドの生涯について書かれているものを読む限りでは、教祖様は女性を大切にしており、三番目で最後の幼い妻にはイスラムの教義をしっかりと教え込み、ムハマンド亡き後の一時期は教団を率いていたらしいから、女性を蔑視するような教義とはとても思えないんだが。

それはともかく、宗教はアヘンと言った人がいるそうですが、イスラム教にしても念仏宗にしても共産主義にしても、幼い頃からの洗脳により盲目的に命令に従う生きる兵器に化してしまう。
その恐ろしさは、平和ボケした日本人には想像も付かないことなのです。


応仁悪童伝 / 木下 昌輝

2021年に単行本として刊行された長編小説が文庫化されたものです。
木下氏は史実を丹念に調べて、史実を忠実になぞりながら、新しいアイデアや小説ならではの虚構を取り混ぜるのが、非常に巧みですが、本作も期待に違わず、見事なストーリー展開を見せてくれます。
ほんと、毎回作品を拝読するたびに、唸らされてしまいます。
応仁の頃の雰囲気も量感たっぷりに表現されており、歴史好きには堪らない小説に仕上げられています。


ザイム真理教――それは信者8000万人の巨大カルト / 森永 卓郎

 大蔵省〜財務省の官僚さん達は、令和の今に至っても金本位制の経済の仕組みで、日本の財政を回そうとしているんですな。
信用経済というものを法科卒の人達は理解できないのか、理解できているけど国民を貧乏のどん底に突き落とすためにやっているのか、どちらかなのか不明ですが、いずれにしても亡国への道をひたすら突き進んでいるのです。

国会議員にも、その辺りをちゃんと理解して、財務省官僚に対抗できる人が皆無なので、ザイム真理教は、誰にも邪魔されずに突き進むと。
冗談抜きで、テロで財務官僚を全員処刑しないと、日本国民は貧乏のどん底に突き落とされますよ。

 

中華を生んだ遊牧民 鮮卑拓跋の歴史 / 松下 憲一

 発刊された時に雑誌の書評で「こういうのが読みたかったという人が続出」とか書かれてましたが、今我々が中華と呼んでいる文化・文明と歴史は、遊牧民が作り上げたもので、所謂漢民族はそれを盗んだに過ぎないわけです。

中華料理も殆どは騎馬民族の料理だし、他も上げると切りないですが、漢民族の発明は嘘くらいじゃないだろうか?

騎馬民族には、皇帝の跡継ぎになる皇太子を生んだ女性は、その女性の一族が権力を握らないようにするために死を賜る、という習慣があるということで、先日読んだ唐―東ユーラシアの大帝国にもそんな風習が描かれていましたが、残酷ではありますが合理的でもあるんですよね。
朝鮮王国みたいに、王后の一族が代わる代わる政権を牛耳る歴史を見れば、権力者の母方の一族が権力を持つのが如何に危険なことか、よくわかります。
とはいえ、日本も平安時代までの貴族政権は、同じことやってたわけですけどね。


人獣細工 / 小林 泰三

 1999年12月に発刊されたものを改版して再発したものだそうです。てことは、見落として買い損ねてたってことですね。24年間も。
小林泰三さんの小説は一時期嵌ってて、これの初版もその頃に発刊なので、何で見落としていたのか。

それはさておき、当時はかなり先進的な考えだったと思いますが、今となっては洒落にならんぞ、これ。
表題作など、今では技術的には十分可能なので、倫理的法律的にはともかく、隠れてやってる研究者が世界のどこかにいても不思議ではないです。
遺伝子編集した人の子供を誕生させて、倫理的に避難の嵐になった中共の医学者なんかも現実にいるわけだし。

量子テレポーテーションのゆくえ: 相対性理論から「情報」と「現実」の未来まで / アントン・ツァイリンガー

 大栗博士の推薦文が付いていたので買ってみましたが、期待していたのを違ってました。

量子テレポーテーションという現象がどういうものかを、分かりやすく説明してくれてますが、結局はそこまでで、量子テレポーテーションの正体とか、何に役立つかというような説明はなし。
それが知りたいんだけど…まだ人類には解明できていない謎ってことですよね。