2012年4月19日木曜日

Bag of Bones / EUROPE



復活してからのヨーロッパは精力的にライブ活動と音源製作に励んでいますね。
本作ではジョーイ・テンペストの手による作品が大半を占めていて、ジョン・ノーラムの曲が少ないのが、個人的にはちょっと残念なのです。
解説を読むとブルース・ロックへの回帰がテーマらしく、1曲にジョー・ボナマッサがゲスト参加しています。

銃・病原菌・鉄 / ジャレド・ダイアモンド



大ヒット作の文庫化です。
単行本で翻訳が出た時に、かなり買おうかどうしようか悩んで、結局買わずにいました。
で、待望の文庫が発刊されたので、買いました。

欧州の白人が文明を発展させ、アフリカ大陸、オーストラリア大陸、南北アメリカ大陸を征服できたのは何故か?というテーマで、原因を解明しようとしたものです。
タイトルからすると、銃と病原菌と鉄が、その原因という気がしますが、あまり銃と鉄は出て来ないのですよね。
栽培化が容易な植物と家畜化が容易な動物に恵まれていたというのが、一番の理由に挙げられています。
そしてユーラシア大陸は東西に長いので、それらの作物が拡散しやすかった、というのが次の理由。
今まであまり考えたことがなかった視点なので、結構新鮮でした。

2012年4月15日日曜日

かの名はポンパドール



ポンパドール夫人というと、かのマリー・アントワネットを苛め続けた毒婦という印象が強かったのですが、どういう人かはよく知らないのですよね。
近所のスーパーに入っているパン屋さんが、(チェーン店の一店舗らしいけど)この侯爵夫人の名前を付けて、店頭に肖像画を飾っていて、本当に毒婦だったらそんなことはしないよなぁと不思議に思っていたのです。
そのポンパドール夫人の生涯を描いたのが、本作。
小説の漫画化なので、ポンパドール夫人のことを知りたいなら、小説を読む方がてっとり早いのかなぁ。