2010年4月30日金曜日
infestation / RATT
「11年ぶりのラット・ン・ロール!!」という帯が掛かってますが、本当に久しぶりにRATTを聴くことになりました。RATTねぇ、懐かしいけど、今はどうよぉ、って感じで視聴器のヘッドフォンを耳に当てて、数秒後には、これは買い!ってなりました。まさしく全盛期の Ratt'n'Rollが流れて来たからです。
全曲を聴き終わった今でも、その印象は変わらず、買ってよかったぁ〜、というのが感想。
こういう小気味のいい、キャッチーなメロディでストレートなHard Rock'n'Rollって、最近はなかなか出会えないのですよね。
ここのところ、'70〜'80年代のHard Rock Bandの復活が著しいですが、閉塞した今の時代は、あの頃に流行ったメロディを再び求めているのかも。
'80年代中頃には日本でもRATTは大人気で、TVの歌番組でもRATTがちょくちょく登場していたという、今では信じられないくらいお茶の間にHR/HMが浸透していたんだよなぁ。ジャパメタバンドがTV-CMに登場するくらいだったし。
2010年4月28日水曜日
LIVE IN PARIS: I JUST WANNA ROCK / Joe Satriani
Joe Satorianiを知ったのは、FLYING IN A BLUE DREAM
ライブアルバムも何枚かリリースされていますが、この2枚組も素晴らしい演奏です。
ベースは名手Stuart Hamm。Satrianiのスタジオアルバムでは、あまりHammさんは起用されていませんけど、ライブになったら必ずというくらいタッグを組んでますね。スタジオアルバムでは起用できない理由が何かあるんだろうか?昔から気になっているのですが。珍しくHammさんのベースソロタイムがあります。
2枚組の長時間演奏ですが、全てインストゥルメンタルです。ギター2本にベース、ドラムという構成で、ヴォーカルもキーボードも抜きでインスト演奏を続けるというのは、実に奇跡に近い技(Richie Blackmoreをして「キーボードがないと間が持たない」と言わしめた程)なのですが、演奏だけでなく楽曲が優れているからこそできることなわけで、他にこういうことができる人っていたかな??
といえ個人的には、早く鶏脚の2ndをリリースして欲しいですが。
オルタード・カーボン / リチャード・モーガン
SFミステリー小説です。作者のデビュー作とのことですが、未来世界の設定といい、ストーリーの構成といい、よくできていて、フィリップ・K・ディック賞を受賞したというのも納得できます。
主人公が日系の未来人ということで、何となく親しみも湧くのですが、イギリス人の作者の日本観ってのはやっぱいこんなもんかという部分も多くてねぇ。
主人公の名前が「タケシ・コバッチ」なので、最初は日系ロシア人なのかなと思いましたが、読み進んでいってもロシア人を思わせるような描写が一切ないので、日本人でよくある「コバッチ」という渾名をファミリーネームと勘違いしているのかも。
ま、そういうこととは関係なく、文句なしに面白いです。
タケシを主人公にした続編も既に2作出版されているそうなので、そちらの方も文庫化が待ち遠しいです。
2010年4月26日月曜日
Sting in the Tail / SCORPIONS
歴史的Hard Rock Band、独逸の蠍団も、本作にて解散になるそうです。邦題「蠍団とどめの一撃」は、ほぼ正確な原題訳で、正に最後の一撃でシーンにとどめを刺したというところでしょう。
とはいえ、本作を制作中には解散などは考えていなかったそうで、本作のあまりの出来の良さが、マネージャーの「これ以上のものを今後も作れるのか」という一言が引き金になり、「激しいスコーピオンズのライブのクオリティを落とさずに続けるのは、もう少しで不可能になる」という判断もあって、これから始まる2年間のワールドツアーを持って、活動停止することにしたと。
実際、70年代にデビューした有名HR/HMバンドのメンバーが還暦を迎えており、そのパフォーマンスにはライブ、スタジオ問わず疑問符が付くというよりも、聴いているのが辛くなるようなものが出てきていて、「最高の状態のままで終わりたい」というのは当然かと。
90年代には低迷していた蠍団ですが、本作は原点に還った正統的なHard Rock曲ばかりで構成されており、美しいバラードと軽快なリズム&キャッチーなメロディーのRock'n'rollの秀作が満載です。
特に4曲目のThe Good Die Youngなどは、あまりの曲の美しさに思わず涙しそうになるくらいです。「善人は早死にする。明日は来ないかも知れない」そう歌い上げるKlaus Meineのヴォーカルの素晴らしさは、後年歴史的として語られることになるのではないかという予感がします。
あまり謂われることも少ないですが、Rudolf Schenkerのリフワークは、相変わらず絶品です。バンドの創設者であり、リーダーでありながら、常にバッキングに徹し、バンドのサウンドを後ろから支え続けた男。AC/DCのMalcolm Young、Judas PriestのK. K. Downingと共に、3大名バッキング・ギタリストと言えましょうね。(とはいえK. K. Downingはリードギターも結構弾いてるんですけどね)
なにあれ、本作はHR/HMファンなら必聴の1枚です。
2010年4月25日日曜日
ザ・スピリット
08年に全米で最もセクシーな女優に選ばれたスカーレット・ヨハンセンが出演しているということで買ってみました。でもあんまりヨハンセンさんのセクシーシーンなし。変にコミカルな悪役で、ちょっと萎え。
代わりにエヴァ・メンデスという女優さんがセクシーなお姿を披露されています。
描写がシン・シティにそっくりだなと思ったら、なんのことはない、同じフランク・ミラー氏の監督・脚本ですね。こちらもアニメの実写化。
でもストーリーも凄かったシン・シティに比べると、なんとも陳腐なストーリーと構成で、本作劇場公開時に大した話題にならなかったのも宜なるかな。
ブラックホークダウン
実際にあったソマリアでの米軍活動を再現した映画です。
実際の戦争というのは、凄く泥臭いもので、本作はそれがよく表現されていると思います。とはいえ、本当の本物はもっともっとエグくて醜いものなんでしょうが。
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