2022年1月1日土曜日
2021年12月27日月曜日
星のパイロット / 笹本 祐一
作者はインターステラテクノロジーズ(ホリエモンロケットで有名な航宙技術開発会社)にお勤めで、バリバリの宇宙船の専門家だそうですが、本作は1997年に執筆されたそうで、まだ航宙関連のお仕事はされていなかった頃だと思うのですが、なかなかリアリティのある仕込みがあちらこちらにされていて、リズムとテンポのいい文章も相まって非常に楽しく読ませて頂きました。
執筆当時に、現在の2020年から2030年頃には、こうなっているんじゃないだろうかという予想をされて、書かれているわけですが、後書きで氏も書かれている通り、宇宙開発は進んでいません。
何故に人類の技術が発展しないかというと、単純に予算を誰もそっちへ回してくれないから、ですわ。
金融関係、投資関係の人達は、毎夜パーティを開く豪華な家を建てたり、プライベートジェットで世界を飛び回ったりするためには、巨額の資金を投入しますが、こういう何十年も先の技術にはこれっぽちも投資をしてくれないんですよね。
ゆえに、元から技術の発展に興味があってそれに人生をかけているような、ベソス氏やマスク氏が航宙技術に投資するけども、技術の発展よりも美味しい酒を飲むことの方が大事な殆どの大富豪は、そういう関係には投資しないんですよね。
#最も美味しいお酒を作るワイナリーとか醸造所に投資もしてないみたいだけど。
で、続編を25年の時を経て執筆されたそうです。
今月発刊されて、購入したのですが、まだ読んでいないので、また後日のお楽しみということで。
DOOM CREW INC. / Black Label Society
前作(グリメスト・ヒッツ)から3年半を経てのリリースです。
同じメンバーで続けて制作されるのは、B.L.S.史上初とのことですが、その時その時にスケジュールが空いているメンバーを探して起用するというやり方だったから、頻繁にメンバーが入れ替わっていたみたいです。
また、今回はZakkの自宅スタジオーBalck Vaticanにメンバーも集まって行われたようで、これもB.L.S.の歴史の中では珍しいですね。
大体は、ドラムやベースは、メンバーが地元スタジオでレコーディングして、録音データをZakkに送って…というやり方でしたが。
今回のメンバーが地元の学生時代からの友達だとかで、そういう仲間とワイワイやりながら制作したのかなという気がします。
今回はギターソロにツインリードのパートが増えており、Zakkの個人プロジェクトというよりも、バンドとしての一体感みたいなのが増えてきており、私個人的には本アルバムはB.L.S.最高傑作だと感じました。
いや、とにかく聴いていて気持ちいいんだもん。