2003年5月25日日曜日

【BMW雑記帳】ユーロ独歩高

不況不況と叫ばれる中、トヨタと日産にスズキまでが過去最高の経常利益を記録するようです。我らがBMWも今のところ調子はいいようですが、イラク戦争の関係でドルが暴落したため、対米輸出に陰りが出そうなため、来期から米国での生産を大幅に増加する模様です。対円でも、ユーロは高くなってきておりますので、来年ひょっとすると、為替を理由に日本でのBMW販売価格が全車値上がりするかも知れません。今年一杯は、対ドルも対円も為替予約をしてあるようなので、値上げも値下げもなさそうですが。

ところで、週プレの記事によると、いよいよ反則金の自動引き落としの実現が近づいてきた模様です。ETCやナンバープレートのICチップ埋め込みにより、速度違反、駐車違反、走行区分違反(一方通行の逆送)などの違反を自動的に検知し、それを自動的に通知、ETCなどの引き落とし口座から反則金を自動引き落としする、反則金徴収システムが現実化されそうなのです。
これを実現するためには、法改正が必要なのですが、その法改正が間近に迫っています。この法改正がされると、40km/h未満の速度超過違反の場合は、一切申し立てができなくなります。現在は一応裁判をして速度超過をしていないという申し立てをすることが可能ですが、そういう手続きが一切なくなってしまうわけです。
この法改正も異常ですけど、違反を自動検知するなら、したことをドライバーには知らせずに、直接警察に通報するシステムという考え方そのものも異常きわまりないものです。速度違反その他が、何故違反として扱われるかというとその行為を行うことによって、事故が発生する可能性が高いからです。ならば、違反を防ぐことこそ第一義なわけですから、自動検知するなら、違反を起こす前に警告するシステムを構築すべきなのです。
むろん、警察はそういう予防システムはまず作らないですね。理由は簡単。反則金が入らなければ、警察の収入が減るからです(笑)反則金による収入の年間予算が立てられており、交機(交通機動隊)にはノルマが課せられているという現状も、警察が交通事故を防いで民間の安全を守るという本来の役目を、完全に無視しているとしか言えません。警察は我々民間人を守ってはくれません。守るのは一部の政治家や金持ちだけです。