井沢氏の小説はかなり久しぶりです。
歴史の解説書というべきか、逆説の日本史や世界史に掛かりっきりで、本業の小説はあまり書かれていなかったような感じで。
#某大型書店では、逆説シリーズは歴史研究のコーナーではなく、時代小説のコーナーに置かれていたこともありましたが(笑
といっても、新作というわけではなく、1997年に発刊された小説を、加筆修正・改題しての発刊なので、過去作品の改訂版ということですね。
なので、基本的には、氏が以前から本能寺の変について推測されている内容を反映したものになっています。
本能寺の変の黒幕は誰か?
本作での氏の推理は、真実に迫っているように思います。