2001年9月2日日曜日

背景が単純な場所を探す

外撮りの時は、背景選びが重要なポイントになります。例え大口径望遠レンズで背景をボカすにしても、背景の中に光点があるのとないのでは雰囲気が変りますし、背景の色はボカしても変わりません。ましてや大口径望遠レンズを持っていない場合、背景をボカして単純化することはできませんから、最初から単純化された背景を選ぶ必要があります。
では単純化された背景としてどういうものを選ぶのか?ですが、主に次のようなものがあります。

1. 柄が単純な壁など
2. 地面
3. 背景物までの距離が遠い所


A.は白壁や黒壁などを背景にしてしまえば、背景紙を使ったことと同じになります。
B.はパターンが単純な地面にモデルを寝かせてしまうんです。あるいは撮影者が高いところからモデルを狙えば、地面が背景になります。後者の逆パターンとして、撮影者が下からモデルを狙えば、空が背景になります。但しこの場合、露出には充分に気を付けて下さい。
C.ですが、背景物が被写体に対して非常に距離があれば、大口径望遠レンズでなくとも、ボケてくれます。パンフォーカスな設定でなければですけどね。どのくらいの焦点距離、絞りならどのくらい被写体と背景物が離れていればいいかは、被写体深度についての文献で勉強して下さい。



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