2001年10月28日日曜日

【ZEISSコラム】中古レンズを買う時には

N1ショックのせいで、ここ1年の間にCONTAXからLeica-Rや中判に乗り換える人が、続出しているそうです。そのせいで中古カメラ店での、ヤシコンレンズ買取価格が暴落しているようですね。その分、売値も暴落してくれればいいんですが、以前に比べて相場がそう下がっている印象はないですしねぇ。中古カメラ店が儲けているだけってことでしょうか?
ところで、ヤシコンの中古を買う時に、一番にGにするかJにするかで悩む人が多いようですね。一般にGの方が写りがよいと言われてるけど、でも値付けが高めになってるので、高くていいと言われている方にするか?いやでもそんな値段ほどの違いがあるのか?で悩むんでしょうけどね。
正直私も昔はそれで結構悩んでたことがあります。今は悩みませんけどね。既に書いたとおり、GかJかを気にしても仕方がないことが判ったからです。気にするならAEかMMかでしょうけど、私は歯車ボケも気にしませんし、絞り優先AEかマニュアルでしか撮らないので、MMでなければならない理由はないです。気にするとしたら、内面反射やコーティングがよくなっている新しいもの、というくらいですね。
しかし実際に選ぶ時に何で選んでいるかといえば、レンズの状態の良否とピントの判りやすさで選んでいます。
レンズの良否は、
1.レンズ表面の傷や内部の状態(傷やコーティング剥がれ、カビはOHでも直らない)
2.鏡胴に当たり傷がないかどうか(衝撃で偏芯している可能性大)
3.フォーカスリングや絞りリングの状態(ゆるゆるだと要OH)
4.マウントの状態(古い物だと磨り減っていて要OH)
5.絞りレバーを動かして、絞りの動きがスムーズか確かめる(鈍いとバネが弱っているので要OH)
という感じで調べます。
ピントの判りやすさは、実際にボディに付けて、適当なもののピントを合わせて見て判断します。ファインダー上の中心だけではなく、何点かで合わせてみる必要があります。物が何点かあれば、それらを比べてみると違いが判りやすいと思いますが、中にあきらかにピントの山が掴みやすい個体があると思います。あれば、それが当たりの個体ですから、それを選びます。どれも変わらないようであれば、他を探しましょう。
ちなみにF値の暗いタイプのレンズだと、あまりピントの差は出ないと思いますので、レンズの状態だけで選んでもいいでしょうね。明るいレンズの場合は、ボディに付けてピントを確かめるのが吉です。
#シャープなレンズが嫌いな人は、ピントのわかり難い方を選んでください。

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