CONTAXの宣伝文句で「写真はレンズで決まる」というのがあります。この言葉はヤシカコンタックスの代表レンズと言われる、Planar T* 1.4/85やPlanar T* 1.4/50のためにあると言われています。
またこの2本をして「これぞプラナー!これぞツァイス!」という人が多いのも事実です。
しかしですね、歴代のZeissレンズ、Planarの名を冠したレンズで、「開放が甘いが絞るとキリッとシャープ」なのは、この2本くらいです。もっともこの2本で、開放が甘いのは設計上の問題というよりは、製造上の問題ではないかという気はするんですけどね。
#製造工程の公差を超えた設計をするのが問題、という見方もありますが。
だから開放が甘くて柔らかい描写をするのがプラナーだ、という考えは勘違いだと思います。本当のPlanarといえば、やはりHasselやRolleiのPlanar 2.8/80だと思うんですね。そしてこれに近い写りをするヤシコンレンズは、Planar T* 2/100であり、Planar T* 1.7/50、そして何よりPlanar T* 1.2/85です。
#Planar T* 1.2/55は世代が異なるためか、またちょっと違います。
いずれにしても、ヤシコンしか知らないでZeissを語るべからず、ということです。
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