2003年11月16日日曜日

【BMW雑記帳】バルブタイミング連続可変

バイク雑誌のモーターショー特集をなにげに立ち読みしていて、目に止まりました。スズキが、バルブタイミングを連続可変する機構を発表していたんですね。
3次元加工したカムを、スライドさせて、バルブタイミングを連続的に可変するという物です。形状のちょっとづつ異なるカムをずらっと並べて、切り替えるような感じですね。アイデアとしては古くからあったと思うのですが、カム軸をずらす機構やカムの3次元加工の問題で、これまで実現されたことはなかったのでしょう。
ショーに出ていたモデルでは、バルブのリフト量も可変するように、カムのプロフィールを決めていたようで、スロットバルブを使わずに吸入量を制御できるようになっていました。BMWのバルブトロニックと比べて、一長一短があるので、どちらがいいとは一概に言えませんが、カム軸が短い−つまり気筒数の少ないエンジンでは、このスズキの機構の方がいいのではないかと思います。
しかし、バルブトロニックといい、今回のスズキの可変機構といい、ハイテク化が進むに連れ、チューナーは益々手が出しにくくなりますね。どちらもカムのプロフィールを変更しようと思ったら、コンピュータのチューニングも含めて大変なことになりますから。そもそもあんな3次元加工をやろうとしたら、とんでもない作業でしょうしね。

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