2004年3月7日日曜日

歪められた日本神話

PHP新書 萩野 貞樹 著
世に蔓延る「記紀の日本神話は全くの創作」とか「日本神話は古代人の歴史をおとぎ話化したもの」という説を、否定する書です。
執筆者の立場は、単純で「神話は神話なんだから、訳の判らない理屈を付けても仕方がない」というものです。
それにしてもこの書でやり玉に上げられている人達の説というか論法が、執筆者の言うとおりだとしたら、あまりにも幼稚すぎて話になりません。仮にも歴史学者として高名な方々が、本気でああいうことを言っているのだろうか。けど、井沢氏も歴史学者という方達の論法の酷さは再三上げられているので、たぶん本当なんでしょうね。
やたらと日本人と日本文化を矮小化して、全て大陸や半島からの借り物だというのがお好きな方達ですから。

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