2004年3月22日月曜日

FLAT BACKER: 戦 アクシデント 争

日本のロックバンド史上、海外で本格的に活躍していたバンドというと、この FLAT BACKER 以外には思い当たりません。
米国でデビューした時には、バンド名を EZO と変えていましたが、KISS のジーン・シモンズに見いだされたのは、FLAT BACKER という北海道出身のバンドであったのです。


EZO は、米国で2枚のアルバムを出しただけで、解散してしまい、その後ボーカルのマサキは ラウドネスに、ドラムのヒロはラウドネス、アンセムと移っていくことになります。
この「アクシデント」とは、彼等のメジャーデビュー作です。たまたま在庫が残っていたのが、店頭に並んでいたので買ってきました。EZOの私が好きだった曲が、このアルバムに納められている曲のリメイクであることを、初めて知りました。
音源が古いだけに音質はあまりよくありませんが、日本でトップクラスの実力は、既にこのデビューアルバムから発揮されていることに、感銘を受けてしまいます。
3年間アメリカから一歩も出なければ永住権を手に入れられる、と日本には一切帰らずにアメリカで着実に活動をしていた彼等が、その日の直前に解散してしまったことは、今でも残念でなりません。もし彼等が今でも活動していたら、どんなに素晴らしい音楽を生み出していたのだろうかと。

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