2004年6月6日日曜日

【BMW雑記帳】日本車とドイツ車

日本車は運転している喜びが感じられない、という理由でドイツ車を選ぶ方は多いと思います。かくいう私も、ti に乗り始めてからは、もう日本車は買わないだろうなと思います。
日本のメーカーには何が足りないのか?たぶん車を設計する人達が、車をあまり運転しないか、してもそれほど運転がうまいわけではないからじゃないでしょうか?そもそも日本人は欧州の人からすると「信じられないくらい運転が下手」だそうですしね。
前にも書いたと思いますが、ベンツには日本でいうテストドライバ(開発ドライバ)というのはいないそうです。設計をやっているドクドルの称号を持つ人達は、日本のテストドライバなんかより運転がうまくて、自分達の設計した車をガンガンとテストドライブしてるそうです。
BMWも開発ドライバなどというのはいなくて、設計を担当してる人達がテストコースでドリフトしまくっているそうですし、社内のドライビング・スクールにも積極的に参加するそうです。
日本だと、万が一事故があって設計が止まったら困るから、という理由もあって、テストコースを走ることはほとんどないんですよね。こういう体制でいる限り、絶対いいものはできないでしょうから。
例えば、私は写真も趣味にしていますが、カメラやレンズを設計してる人達が写真が好きで、自分達でもちゃんと写真を撮っているかというと、ドイツではそうなんですが、日本ではろくに写真を撮らない人がレンズの設計をしてたりするんです。
それだと、ユーザーの立場に立っての開発はできませんから、カタログ性能のよいものが作れても、ユーザーが満足できるものは、なかなか出てこないのですよね。
これから先も、BMWに期待しなくてはならないのは、日本人として寂しいことではありますが。

ちなみに、ドイツメーカーでもテストドライバーはいます。でもそれは、カムフラージュを施した車で、世界各国の公道を走ってデータを集める作業をやっている人達で、日本の開発テストのドライバとは役割が異なります。


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