2004年7月8日木曜日

逆転世界

創元SF文庫刊 クリストファー・プリースト著 安田 均 訳
創元社の「SF・ファンタジー復刊フェア」で復刊された1冊です。元々はサンリオSF文庫で発刊されていたようです。
プリーストの作品は、高校生の頃に読んで、非常に感銘を受けた憶えがあって、その珍しい名前(姓が「聖者」)と共によく憶えていました。店頭でプリーストの名前を見つけて「おお!プリーストだ!」と、即手に取ったほどですから。
本書もなかなか面白いストーリで、読むほどに引き込まれていきました。最後の落ちが、ちょっと「んん?」という感じもしないではないですが、アイデアは非常に面白いです。
最近はこういうハードSFと言われる分野の作品が、なかなか出てこないので、読んでいて楽しかったです。

0 件のコメント:

コメントを投稿