ハルキ文庫刊 今野 敏 著
沖縄の民族問題をテーマにした小説です。
沖縄にしろ北海道にしろ、少数民族問題を政府に正しく認識させることから始めないと、本当の意味での解決にならないことがよく判ります。
けどここで取り上げられている問題の本質は、民族問題というよりは、日本人が欧米に感化されて金の亡者になりはててしまったことが原因なのでしょうね。
お宝鑑定団というTV番組がありますが、あれを見るたびに今の日本人の心がいかに貧しいか、はっきりと判ります。お宝の価値なんて、金に換算できないからお宝なんであって、百万だから価値がある、千円だから価値がないなんてもんじゃないんだけどねぇ。
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