小学館文庫 片山 修 著
9代目カローラの開発に関わった技術者達と歴代のカローラの主査のインタビューをまとめて1冊にした本です。
トヨタの強さの秘密の一端が描かれています。
ちなみに私はご存じのように、トヨタは嫌いです。トヨタ車は大嫌いです。けど、この本を読んだところ、開発に関わっている技術者は、私がトヨタ車が嫌いな理由をよく判ってらっしゃるのです。
ベンチマークにしている、VW、Benz、BMWなどのような車を作りたいが、作れない苦しさが語られています。
私が嫌いなのはトヨタ車ではなく、そのような車を好むトヨタ車ユーザーであることが、これを読むとよ〜く理解できます。まあ前から薄々とは感づいていたことではありますがね。
それはさておき、フォード・フォーカスというのはかなりいい車のようです。9代目カローラ開発時に、当初ベンチマークにVW GOLFが使われていたそうなのですが、後にフォーカスに変更したんだそうです。操縦安定性の次元が全く違うことと、5〜6台乗りつぶしたそうですが、バラ付きが全くないそうです。その上、試乗テストの専門家が乗っただけではFFかFRか判断が付かなかったというのですから、相当なものです。
そういう車を目指して作られた9代目カローラは、目標を超えることができたのでしょうか?機会があったら一度乗ってみたいと思います。
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