廣済堂文庫刊 小泉 武夫 編著
日本古来のものを中心とした発酵食品を、古くからの製法のまま、作り続けている方々を紹介した1冊です。
醤油や味噌のような、日本古来の伝統ともいえる調味料は、現在ではすっかり化学合成したものになってしまっています。保存料などの添加剤がたっぷりと入っています。
元来、保存食であるものに保存料が必要なこと自体おかしいのですが、生産性を上げてコストを安くということに重点を置かれている内に、本来の姿が失われてしまっている。
しかし、やはり本当の味噌や醤油などは、伝来のやり方で、じっくりと時間を掛けて作ることで、おいしさが出るわけです。
この本に紹介されているような方々が増え、日本人が戦後失ってしまった伝統の味を取り戻すことができればいいのですが。
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