大洋時代文庫刊 南原 幹雄 著
家光時代の甲賀と伊賀の忍者の戦いを描いた物語です。
小説としては非常に面白かったのですが、どうもこういう時代劇に出てくる忍者というのは、実際の忍者とかけ離れていることが多くて、しっくりきません。
漫画とか小説の忍者は、特殊で独自の術で相手を倒すように描かれていますが、実際の忍者はそういう必殺技は使わないのだそうです。なぜなら、殺された死体を見て、どういう技や流儀でやられたかが判ると、殺したのがどこの誰か判ってしまうから、だそうです。
技の癖をひたすら消して、どこの誰がやったか判らないようにするのが本物の忍者なのですよね。
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