2005年6月7日火曜日

エリ・エリ

ハルキ文庫刊 平谷 美樹 著
「エリ!エリ!レマ サバクタニ」=「神よ!神よ!何故見捨てるのですか?」
キリストが十字架の上で叫んだとされる言葉がタイトルですが、信仰というものが衰退した近未来で、宇宙の深淵に神の存在を求める人々の物語です。
全知全能の神が存在するかどうか判りませんが、世界を創造できても、我々一人一人の(我が儘な)願いを叶えられるかどうかは別だと思うのですが...。世界を創造した神ならば何でもできるはずだ、というのは人間の狭小な思い込みだと思うんですがねぇ。ま、本作とは全然関係のないことですが。


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