2005年6月29日水曜日

上杉三郎景虎

光文社文庫刊 近衛 龍春 著
戦国時代、上杉謙信の元に、北条家から人質として送られた三郎は、謙信に殊の外気に入られ、謙信の旧名を譲り受けています。名を譲られるくらいだから、かなりの名将だと思っていたのですが、実際には幼少より寺生活と人質生活の繰り返しで、武芸や戦のことはほとんど学ぶ機会がなく、おぼっちゃま育ちのやさ男だったようです。
とはいえ、700ページもの大作の主人公になるくらいで、気骨はかなりのものだったようですね。


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