角川文庫刊 井沢 元彦 著
義経は衣川で死んだのではなく、生き延びて大陸に渡り、ジンギスカンになった、という伝説があります。本作は、同じく大陸に渡った義経が、女真族(満州人)の祖先となり、その子孫が清国皇帝である、という伝説による作品です。
清和の子孫であるので「清」と国名を付けた、などとあります。物語の主題である「避諱」からすれば、祖先の名前を国名にするのは「避諱」になるような気がするのですが、物語では特にその点は何も指摘されていません。「清和」は死後の贈り名で、諱ではないから大丈夫ということなのかな。
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