今月のT中研は、伝説の検証第2弾で、ボディのへたりについて語られています。
まあ内容は読んで頂くとして、家のtiはもうちょっとで丸8年になり、そろそろドア周りや足回り、エンジン類のマウントなどなどを一新しなきゃならないなぁ、と思っていたところへこの特集なので、非常にタイムリーでした。
剛性感が即ボディ剛性と思っている人は多いんですけど、ボディ剛性低くても剛性感出すことは可能なんですよ。ごく最近にもマツダの技術者が開発インタビューで、テストドライバがサンルーフの方が剛性が高いというので、調べたらルーフの一部に入れていた補強が剛性感に効くことが判明して、サンルーフなしにも入れることにした、という話がありました。ボディ全体の剛性はサンルーフ付きの方が低いんですが、補強で強化された部分だけはサンルーフ付きの方が剛性が高く、その部分動きがドライバには感じやすいためだということで。
それに必ずしも剛性が高ければいいとは限らなくて、ボディ全体の剛性バランスの方が重要なんですけどね。コーリン・チャップマンはそのバランスを取るのが天才的にうまくて、古いロータスがいいのは、ボディ全体の剛性バランスがよくて、コーナリング時にボディ全体が綺麗にしなるために、足回りがうまく動くんだとか。
BMWはボディ剛性も非常に高いのですが、たぶんバランスの設定もいいのでしょうね。シルキーと謂われる走りの秘密の一つは、その剛性バランスのよさにあるのかもしれません。
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