2006年6月4日日曜日

【BMW雑記帳】BMW独走のベクトル

モーターマガジンが「BMW独走のベクトル」と題した特集をしています。
世界中の車メーカーが利益が上がらず苦しい台所の状態なのに、トヨタとBMWだけは好調を維持し続けています。BMWが好調な理由として「プレミアム」なことが挙げられますが、ではBMWのプレミアムとはなになのでしょうか。
スポーツ性に溢れる走りがBMWのプレミアムと謂われていますが、単に走りが速いだけではなく、運転する人が感じる気持ちよさがプレミアムなわけです。BMWのメカニズムは、全てそのために考えられ設計され製造されていると言っても過言ではありません。
コスト性や居住性を意識したAUDIは、走りの速さではBMWを凌ぐかも知れませんが、ユーザーにもたらす快楽では劣ると思います。GOLFと同じエンジンを始めとするメカを搭載したAUDIは、実際の品質とは関係なく、どうしても安っぽいイメージがついて回ってしまいます。カタログだけみたら、一般の人にはVWとの違いは、バッチの違いだけにしか見えませんものね。
そういう点でいえば、全く独立した他にないシャーシやエンジンを持つBMWは、100万台クラブに入っていないが故に高いプレミアム性を維持でき、好調な売り上げと利益を維持しているのでしょう。
同じような意味で、ベンツもメルセデスは好調です。が、規模を拡大するために買収したクライスラーが、足を引っ張ってしまっていますね。クライスラーブランドを特徴付ける車種が開発できていないことが大きな原因でしょうね。BMWがローバー買収で味わった苦しみを、現在はベンツが味わっているということですね。


0 件のコメント:

コメントを投稿