フェルマーが遺した数学上の問題がいくつかあり、その中で最終定理と呼ばれ、300年以上誰も解くことができなかった問題。その定理を証明するという難題に挑戦した数学者達の歴史と最終的に証明を完成させた数学者の努力の物語です。
本作はサイモン・シン氏の作家としてのデビュー作だそうですが、先日呼んだ「ビッグ・バン宇宙論」と共に、説明が困難な問題を素人にも判りやすく解説し、ドキュメンタリーとして楽しめる構成になっています。この辺りは、氏がTV業界で養ったセンスが活かされているのでしょうか?
扱っているテーマは非常に難解なものですが、本書は難しくありません。是非、ご一読を。
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