2006年12月18日月曜日

密密/矢吹春奈



矢吹春奈は美形です。超の付くくらい美形です。でも顔立ちが整い過ぎていて逆に没個性に感じられてしまうんです。月刊の時にも書きましたけど、私には同様に顔立ちが整い過ぎている超美形の森下千里とキャラクタの区別が付いてません。
それでも本書を買ったのは、ここのところ月刊以外には全滅だったMook形式の写真集が新たに創刊されたので、どういう路線で行くつもりなのかなぁ、というのに興味があったからです。
でも斬新さは感じられませんでした。普通の写真集です。
撮影がアイドルグラビアでは、巨匠となりつつある鯨井氏です。鯨井氏がグラドル・カメラマンとして活躍し始めた頃は、その撮影スタイルの斬新さが古い世代のカメラマン達からは評判がよくなかったそうなのですが、今ではむしろ普通になってしまっているように思います。なので本書の写真も、20年前だったらかなり斬新な撮影だったと思うのですが、今となっては普通すぎるくらいに普通に感じてしまいます。
後、私があまり本書の写真に魅力を感じなかったのは、レンズのせいかも知れません。確か鯨井氏はキヤノンユーザーだったはずで、私はキヤノンレンズの描写がどうも好きになれないので。シャープで綺麗な写りなのですが、美しい女性の肌が、どうも無機質的に見えてしまうのです。



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