2007年1月20日土曜日

野望(上・下) / 井沢 元彦



武田信玄の生涯を、「逆説の日本史」の作者が、独自の視点から描いた歴史小説です。
上・下2巻ですが、それぞれの厚みがかなりあって(両巻合わせて1500頁近くあります)読むのに時間が掛かりそうだなと思ったのですが、非常に読みやすく理解しやすい筆運びのお陰であっという間に読んでしまいました。
信玄が父を追い出し、家督を継いだ頃から物語は始まっています。山本勘助を雇い入れたことから、信玄の快進撃が始まります。そういう意味では、本作の主人公はむしろ勘助の方かも知れません。
副題に「信濃戦雲録 第一部」とありますので、これからも続くのでしょうね。待ち遠しいです。

野望〈下〉―信濃戦雲録 第1部


0 件のコメント:

コメントを投稿